Diary-title

Saeson2019

Season2019 Canada,DawsonCity-01

初ドーソン

9月4日(水)晴れ

0904-01.jpg
ゆっくり起きる。空は晴れ。昨夜はあんなに雲があったのに、と見上げる。今も雲があるけれど昼間は気にならないものですね。
今日はドーソンに移動。機内預けの荷物は一人20キロまで、機内持ち込みは5.9キロと言われている。ドーソン3泊で使わないものはここのホテルに置いていきます。二人でパッキング。

チェックアウトは12時。トランクを預けて市内をぶらぶら。まずは郵便局に行き切手を購入したいけど。ホテルのフロントで持参の地図に場所を書いてもらったが???。お土産屋さんで聞くと全然違うところ。それにしてもみんななんて早口で話すのでしょう。こちらの英語でへたっぴってわかると思うけれど。どうやらあそこらしいというところに行って聞いたら同じビルの地下に郵便局。ほっ。切手は多めに買った。

食事をしようと町の中をうろうろ。ここはどうかな、というところは夕方からだったりで、さっき人がいっぱいだったレストランに行く。ゴールドラッシュホテルのレストランのランチメニューは焼きそばとサンドイッチ。両方頼んでシェアした。まわりでも焼きそばを食べている人が多いが、みなさん、お箸を上手に使っていました。おいしくいただきました。

0904-03.jpg
空港までのシャトルバスの時間までお土産屋さんなどを見てホテルに戻る。バスは私たち二人だけでした。webチェックイン済みなので手続きはすぐ終了。手荷物検査もYKに比べるとゆるやかな印象。20分ほど遅れて離陸。機内ではドリンクの他にサンドイッチが出た。

ドーソンはお初。空から見た黄葉がきれい。見渡す限り黄色。まっさかり。2006年にホワイトホースに来た時は旅行社に日帰りなら、と言われオーロラ撮影ができないので諦めた。今回の現地受け入れはハスキーバスという会社。この空港から帰りはバスでホワイトホースまで送ってもらいます。今夜のオーロラ鑑賞の時間が前に知らせたのより30分遅くなるよ、とスケジュール表をくれた。了解です。

0904-05.jpg
ホテルはオーロライン。おかみがにこやかに対応。すぐそばにキッチンがあったので使っていいか聞いたら「もちろん」。飲み物も自由。さっき機内でサンドイッチを食べたのでそんなにお腹がすいていない。スーパーまで買い物に行き野菜と果物を買い、持参のお米をトラベルクッカーで炊いて食べた。夫はさっき買った赤ワイン。

23時ピックアップまでひと休み。時間に降りて行ったら日本人GPがいた。一緒かな。向こうはバスで、私たちはバンで外人さん2人ご一緒。船着き場から車ごと船で渡り「高い場所に行くよ」って。暗い道を走って丘の上へ。暖かいキャビンと焚火が待っていた。でもここって。。。木々に囲まれて視界が超狭い。到着時点で既にオーロラ。支度していたらLookUpの大きな声。ブレークアップです。おおきくひらひら、ピンク色がはっきり見えるも雲が。。。多過ぎる。それでもシャッターを切ったがファインダーを見るとがっかり。その後は薄いオーロラ。星が見えた時もあったが雲がどんどん広がってきた。GPは先に帰り私たちは30分後。見えることは見えたけど、雲がないとよかったのになぁ。

ブランチ;牛肉入り焼きそば、ビーツのスープ、ベーコンサンドイッチ
機内食;ターキーサンドイッチ
夕食;野菜サラダ、ご飯と梅干し

Season2019 Canada,DawsonCity-02

町中オーロラはネコと

9月5日(木)晴れ

今朝は9時半ホテルピックアップでトゥームストーン・パーク・ツアー。軽いハイキングがあります、と言われているのでそのつもりで支度。9時15分にロビーに行き、コーヒーをのみながら待とうと行ったらスタッフからさっきお迎えが来て、私たちがまだなのでまた来るとのこと。えっ。9時半なのに。としゃべっていたらやってきた。今日のツアーは私たちともう一人。その人が空港で待っているから行こうって。はいはい。

0905-01.jpg
ということで運転手でガイドのジョージ、空港で待っていたパティさんと4人。まずはインフォメーションセンターまで走る。黄葉した木々がお日様に照らされてゴールドに輝く。今日はすばらしいお天気。良い景色が見られるよ、とガイド。彼はパティさんと話す時は早口、ガイドとして私たちにも伝えたい時は少しゆっくりになります。とはいえイエローナイフでは日本語三昧だった私たち。寝不足が続く毎日で頭が追いつかない。英会話教室状態でかなり大変。

インフォメーションセンターで入山届けみたいなのを提出。それにしても良い景色、すばらしいお天気。今日は最高だ、とガイド。perfectは日本語で何というの、beautifulは、と車の中はにぎやかです。まただいぶん走ってからハイキング開始。標高がかなりあがり、木々は低く黄葉が終わって枯れているところもあり。それでも見渡す限りの黄葉の山並み。
0905-02.jpg
私たちも久しぶりのハイキング。夫はカメラバックと一脚を抱えてでちょっと重そう。歩いているうちにみんなどんどん薄着になって行く。往復2キロ、標高300メートルほど昇る。整備されたトレイルで2時間弱の楽しいハイキングでした。

車に戻ったのが1時半。お腹すいたー。キャンプ場に移動してガイド準備のランチ。大きな鳥、ウィスキージャックがにおいに誘われてか、次々やってきた。リスも駆け回っている。おいしいランチをしっかりいただいた。

後はムースを見るだけ、と助手席の夫はナガタマを抱えて目を凝らす。後ろの席の私は船をこぐ。往復7500歩のハイキング後に満腹。睡眠不足の日々。眠くなるよね。数か所でフォトストップ。ムースは見られませんでしたが景色を満喫。大満足のツアーでした。

宿に戻ってシャワーを浴び、ホテルのレストランで夕食。お姉さんお勧めのメニューはステーキ。おいしくいただきました。オーロラ鑑賞は残り3晩。空は快晴。期待しておでかけまでひと休み。

23時ピックアップでオーロラ鑑賞にお出かけ。今日もフェリーで対岸に渡って行きます。着いたら先に来ていた同宿のGPが敷地内をうろうろ。北側下の方にオーロラ。今日は空いっぱいの星。夜も快晴です。焚火のそばから椅子を運んでカメラの前にセット。座って活性化を待ちます。
北のオーロラは徐々に上昇し、さすがにしんしんと冷えてきたなぁ、という12時過ぎに強くなる。その右に長い縦筋オーロラ。うーん、きれい!夫は魚眼レンズに交換。私は彼使用の広角レンズで撮影。
0905-04.jpg
静かになった1時にGPはバック。明日は7時半に朝食だという。お疲れさまでした。大勢だとにぎやかでいいね。その後もオーロラ出るものの薄い。薄いのは強くなる前兆というけれど1時半バックなのであきらめて撤収。宿に戻る途中、フェリーを渡ったあたりで外を見ていた夫が「強くなっている!」。ガイドのデニーさんに言って川のそばの公園で降ろしてもらう。歩いて帰るからここまででいいよ。

川向うに大きなオーロラ。どんどん強くなる。しばし撮るも町明かりはどうにも。。。撮影しながら帰る。ゴールドラッシュ時代のなごりの傾いた廃屋をバックに撮るも、夫は魚眼なので家が傾いているのかがわからない。ホテルの前は川の辺りより灯りが少ないね、と撮っていたらブレークアップ。濃いピンクが肉眼でもくっきり。この場所でか、と暗いほうへ、暗い方へと歩きながら撮影。ン、さっきから足元に白ネコ。ぷっくぷくのがずっとついてきていた。静かになったところで終了。面白かったぁ。

朝食;おにぎり、コーヒー
昼食;サラダ2種類 サンドイッチ、ポテチ、果物
夕食;スモークサーモンの前菜、ステーキセット、パスタセット

Season2019 Canada,DawsonCity-03

トップ オブ ザ ワールド ハイウェイ

9月6日(金)晴れ

ホテル前の道路工事の重機の音で目が覚めた。極北の地はどこも冬に入る前に工事をやっています。仕方ないね、と起き上がる。

今日は10時ピックアップでトップオブザワールドハイウェイツアー。それにしてもすごいネーミング。世界の頂上を走る。外は霧が出ているも晴れ。支度をして下に降りるとおなじみになったGPの人たち。昨夜一足先に帰ったので「あの後どうでしたか」と聞かれる。2時過ぎのが一番きれいでしたよ、というと、人によってはお部屋から見ていたそうです。オーロラ観測のお約束は「寝ちゃダメ」。でも町中では仕方がないですよね。

0906-01.jpg
今日のガイドは日本人のノビさん。私たちだけのプライベートツアーなので、希望は何でも言ってくださいって。はい、よろしくです。
フェリーの渡し場から対岸に行きハイウェイへ。霧は晴れ、黄葉が今日も金色に輝いている。白樺やポプラの仲間だそうです。カナダの国旗にもなっている楓、メープルは東海岸のケベック州が有名。こちら側にはないそうです。それにしてもみごと。

キャッスルロックに到着。車から降りて山道、崖を少し昇り、岩場を歩きます。ロックの下はかなり急。ロックはナイフで切ったようにまっすぐに割れている。あたりを一望。山々が黄色の広大な景色。スマホのパノラマモードで撮ったけれどうーん。。。難しい。

0906-02.jpg
その後も何か所かフォトストップ。今回の私たちの予約の時に「写真を撮りに来ます」メッセージがあり、ノビさんが事前に下見をしてくれたそうです。夫は他の人に気を遣うことなくのびのび撮影。ハイウェイはアラスカまで続きますが、アメリカの入国審査の建物が見えるところまで行き、バックします。速度標識は向こうはマイル、こちらはキロ。何キロは何マイルだよ、との表示も。山並みを見降ろす景色の中でランチ。標高は1300メートル。風が強く、あたりの景色は黄色の木々から地を這う赤いシダに変わっています。

帰りもフォトストップしながらに戻る。それにしても静かです。他の車も通りますが、どこの展望台も公園でもほんの数台。舗装ではない道路をものすごいスピードで追い抜いていきました。
町の手前のオーロラ鑑賞地に寄ってもらう。暗い時しか行っていないので明るい時にロケハンしたい、と夫の要望。気持ち良く行ってくれました。
0906-03.jpg
町に着いてからまだ時間があるからとドームと呼ばれる山の頂上に。ドーソンの町、砂金堀の様子やユーコン川とクロンダイル川、遠くに昨日行ったトゥームストーンの尖った山並みが見えます。「ここいいよ、ここでオーロラを撮りたい」と夫。北側から出たらユーコンに写りこむし。でも吹きさらしだよ。ホテル着18時。ノビさん、楽しい1日、ありがとうござました。

夕食はホテルのレストランでバイソンのソーセージ。フォートプロビデンスに行くときにバイソンを見たけれど、1頭でソーセージいくつ作れるのかな。体重2トンはあったよね。夫は今夜もユーコンゴールド。ドーソンの空港からホテルまでシャトルバスで一緒だったこちらのGPがお食事中。ガイドのお姉さんが「あなた会ったことがあるよね」というので答えるとドーソン、楽しんでいるって。はい、とっても。

0906-04.jpg
今夜のオーロラ鑑賞は私たちだけ。ガイドのダ二ーさん、ノビさんから聞いたのか、いつものキャビンか昼間行ったドームか、好きな方でいいよ、との暖かいお言葉。夫は即「チャレンジ!」。山の頂上に決定。着いたら駐車場に車が5台ほど。みんなオーロラを待っているそうです。早速カメラを出すも空には雲がいっぱい。強風に吹かれながらしばし合わせてから車の中で待つ。12時近くに様子を見に行った夫が「薄いのがみえるようになったよ」。さっそく出動。薄い中に北斗七星がくっきり。日本人のGPが到着しにぎやかに。カメラの使い方を聞いたりしている。そばの人に聞いたら、今日飛行機でドーソンに着き今夜がオーロラ鑑賞の初日とのことで期待いっぱいでした。そのうち北西のが濃くなってきた。でも下の方に雲がある。「記念撮影しますよ」「動かないで」のにぎやかな声を聞きながらシャッターをきる。静かになった頃にまた大きな車が2台。人がたくさん降りてきた。私たちがいる高台にライトギンギンで登ってきた。時間を見たら1時20分くらい。相談して私たちは山を降り、川のそばで降ろしてもらう。ダ二ーさん、3日間、ありがとうございました。

街灯がまぶしいものの、川の方は暗いのでオーロラははっきり見える。二人だけでちょっと怖いので「帰ろうよ」。夫は「なんで?!」。山の上といい、川のそばといい「チャンスだよ」って。船を入れて撮影。そのうちどんどん濃くなって来て濃い緑。裾はピンク。わいわいと撮影。沈静化した2時半すぎに「もう帰ろうよ」。さすがに夫も同意。15分ほど歩く。町中は街灯やホテルの灯りがまぶしく安全でもあります。ホテルの前で最後の1枚。オーロラは薄くなっていた。おやすみなさい。

昼食;ポテトサラダ サンドイッチ
夕食;キノコのチーズ焼きの前菜、Bigサラダ、バイソンのソーセージ