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Providence

Season2019 Canada,Providence-01

すべて順調
8月29日(木)くもり 雨 夜一時晴れ
今日から今回の旅のメインイベントの滝ツアー。11時から12時の間に出発なのでいつもより早めに起きて食事の支度。他の部屋の人たちも起きていたのでみんなで食べる。3泊のお出かけ中、ここのお部屋に荷物はそのまま置いておいて良いですよ、と言われているので楽です。
11時40分出発。途中、昨日買い忘れたアルコール類を調達し、レンタカーを返したHiroさんを空港でピックアップ。ここから320キロほど移動しグレートスレーブ湖の対岸のフォート・プロビデンスという小さな町へ行きます。途中昨日の夜にオーロラ撮影したのはそこですよ、とYoshiさん。昼間見るとまったく様子が違います。

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この先の道はかつてバイソンツアーできたところ。雨の音にとろんとしていたら「バイソンだ!」の声。見ると15頭ほどの大きな群れ。

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Hiroさん、Ponkanさん、夫の3人はいつ準備したのかカメラにでっかいレンズ、ナガタマをつけて飛び出す。あんまり近づかないように、刺激しないようにと注意を受ける。バイソンの群れは静かに草を食べ、ときどきこちらを見るも威嚇するようなことはなかった。走ったら早いよね、あれ。子供も数頭。かわいい。大人はでっかいしひげもたっぷり。角は立派で尖っていて顔もこわい。車を群れの前後に動かしてもらいしばし撮影。その後も何度もフォトストップ。群れだったり、1頭だけだったり。3頭が道路を渡ろうとしているのはこちらに向かって威嚇。ボスと思われるのはとても大きかった。すごっ。
数年前の森林火災の後を見たりでたっぷり楽しんで途中トイレ休憩。更に1時間ほどでプロビデンスの町に到着。雨が降ったりやんだりしていたので今夜はどうかなぁ。ホテルのチェックインで最初の予定と違っていたがYoshiさんの頑張りで何とかキッチンを確保。お肉とかしっかり持ってきちゃったんだものキッチンなしじゃあねぇ。ダブルルームひとつにシングル3つでそのシングル2つの間にキッチン。フルキッチンです。

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近くのコミュニティセンターでイベントがあり、ムースのスープがあるので食べに行ってね、日本人が行くからと連絡しておくわと受付のお姉さん。みんなでまずは町ウォッチング。川や教会を見てからセンターへ。サラダやご飯みたいなのとムース、ギース、あひる、魚のスープなどがあり自由にどうぞって。それぞれ味見。昔ヘイリバーでクリスマスにネイティブのお祭りに参加し食べたことがあります。エコバックまでいただきました。
宿に戻り夕食。今夜はこれからの成功を願ってのごちそう、テンダーロイン・ステーキです。オーブンを使って焼きました。お野菜をたっぷり添え、持参の炊飯器でご飯を炊きみんなで舌鼓。おいしかったー!食後のお片付けは男性陣の手際の良さにびっくり。せまいキッチンでみんなでわいわい。これも楽しいですね。

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宿から目的の滝、レディイブリンまで車で小一時間。明りが残っているうちに到着し、ロケハンしなくっちゃ。駐車場から滝までは階段を下りて徒歩5分程。観測デッキが2か所、下まで降りるにはロープをつたっていく必要があり、あまりの急さに私は断念。20年前ならね。ワンコのあゆちゃんが待っているので元気で帰らなくっちゃいけないし。
デッキや遊歩道でもそれなりの写真は撮れそう、とみんなで車に戻り公園のトイレを探す。けっこう遠かった。暗い中、一人で行くのはちょっとこわいかも。
空には雲がいっぱい。西側に雲の切れ間はあるものの、まずはティタイム。ロケハンはしたしで様子もわかり後はオーロラを待つだけ。
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23時過ぎに外に出ると真上は星がいっぱい。みんなうきうきとカメラの準備。機材をかかえて展望デッキまで歩き、後は自由撮影タイム。とはいえまっくら。腰の熊ベルを鳴らしながらお互いの存在確認。熊さん、いるのかな。
見上げた空にうすいオーロラ。滝の方に伸びてきている。あわててシャッターをきるとなかなか良い感じ。開放時間が短すぎると滝が写らない。ヘッドライトで照らしたり、いや邪魔かもとにぎやか。レディイブリンとオーロラ。念願の写真が撮れました。さっきのロープを伝って降りるところに行ってみると2人が行った。気をつけてね、といわずもがなだけどついつい。はい、と元気よく降りて行った。
見上げると元気なオーロラが滝方面に伸びてきた。私たちもカメラを縦にしたり横にしたりと忙しい。元気が良いピンクのオーロラが滝の上で踊っていた。しばらくしたらあたり一面真っ暗に。雲が広がり星が見えなくなっていた。良い時に下に降りたよ、とあがってきた人たちとしばし喜びあって撤収。Yuriさんのケーキで休憩後3時前には宿に戻った。
今日はバイソン、ネイティブイベント、滝とオーロラと盛りだくさん。みんなでワインで乾杯。楽しかったぁ、ありがとうございました。
ブランチ;ベーコンときのことトマトとスナップエンドウ、目玉焼き、手作りパン、ブルーベリーとヨーグルト
夕食;アルバータ牛A3のステーキ、玉ねぎ、トマトときゅうりとセロリ、いんげんのお浸し、きのこのスープ
夜食;ナヌックのレモンケーキ、ホットチョコレート

Season2019 Canada,Providence-02

オーロラ観測は
8月30日(金)雨 ときどき くもり
今朝は雨。昨夜はあの時間だけ晴れたようです。ついていた。ゆっくり起きて入浴と食事。午前中はそれぞれが自由に過ごす。

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14時集合でホテルの向かいの小さいお店にお買いもの。現地調達予定だったバター、ヨーグルト、ミルクなどを買う。キッチンに戻りお茶しながら昨日の幸運を喜びあうのと今日の相談。フロントで川下りはどうですか、紹介しますよと言われたけれど、この雨じゃあねぇ。途中から夫が持参の卓球ラケット出して卓球大会。Hiroさんは学生時代に卓球部、他の二人は温泉卓球くらいといいながら、みなさん運動神経が良いのでラリーがけっこう続いていました。
夕方、ホテルの周りを散策した程度で今夜晴れるかもにかけて夜に備える。ディナーはサーモンのグリル。ここフォート・プロビデンスの近くの町、ヘイリバーのシーズニングをたっぷり振りかけて焼きました。旅行中は野菜と果物が不足気味になるのでたっぷり添えて。

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デザートにはアイスクリーム。みんなで食べるとおいしいですね。
お片付けして8時半出発。夕焼けが出ていれば見られる時間。西の空の下の方がほんのり赤くなっていたが、空一面に雲。約1時間かけてレディイブリン到着。昨日様子がわかっているので、雲が広がっているからと全員車内で待機。それにしても雲、厚い。
オーロラツアーのこと、好きなアニメなどとりとめがない話しをしながらひたすら待つ。ここのところはYoshiさんのオーロラが出ており場所に連れて行ってもらうツアーが多かったけれど、アラスカやエノダではひたすら待っていましたっけ。今のようなネット時代ではなく、ライブカメラもまだないしで交代で外をチェックし、本を読んだり音楽を聞いたり。オーロラ観測イコール待ちだったなぁ。全員、出ている時間より待っている時間が圧倒的に長かった時代を経験している。でもせっかく滝まで来ているのだから短時間でいいから雲が切れてー。。。
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途中星がにじんできたのでそれっと出動。雲の上に出ているらしいのはけれど。。。3時半にあきらめて撤収。最終日の明日にかけることにしてホテルにバック。お疲れさまでした。お休みなさい。
ブランチ;ハムサンドイッチ、おにぎり、ヨーグルト
夕食;サーモングリル、セロリ炒めと生野菜、いんげんのお浸し、きのこのスープ、りんごとアイスクリーム
夜食;おせんべ、ホットチョコレート

Season2019 Canada,Providence-03

フルコースまたは満漢全席
8月31日(土)くもり
昨夜はまったく見られずでホテルに戻ってすぐに寝た。今日がレディイブリン最終日。是非是非良いオーロラが出てほしいし、絶対出るよね。ゆっくり起きて12時半キッチン集合。今朝はみんなで一緒にお食事。それぞれ自由でも良いけれど、洗い物が一度で済むもんね。窓の外には雲。それでも夜中には晴れの予報。信じましょう。
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食後ひとしきりおしゃべりしてから車でお出かけ。ガソリンスタンド経由橋を見に行きます。今夜、滝の帰りにオーロラが強かったらここでも撮影できるとロケハン。釣りをしているおじさん3人。夫がのぞいたらノーザンパイクが数匹釣れていた。白樺の紅葉がきれいです。ここ極北の地では8月末で既に黄葉がはじまっています。
ホテルに戻りひと休みする人、お散歩に行く人。今夜はドライカレー。残った野菜を挽肉と一緒に炒めて作るヘルシーメニューです。みんな残さず食べてくれました。明日の朝は11時チェックアウト。食事をする時間がないのでサンドイッチを用意。YKに戻る途中で食べます。
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19時出発で滝着20時。暗くなる前に夕焼けと滝、と思ったがしょぼかった。しばしフォトタイム後休憩。完全に暗くなり、雲が切れるまで待ちます。ヒーリングミュージックをかけてくれ私はちょっぴり眠ることができました。
23時過ぎに雲の切れ間が出てきたかも、と偵察隊。まだだったが車の中で待機していてもしかたないし、と準備。みんなしっかり装備してさっさと行く。展望台に行ったらさっきより星が見える、と更に大慌てで支度。とりあえずシャッターを押すとしっかり写っている。いいじゃないですか。私たち夫婦は展望台から、他3人はロープを伝って下に降りていった。気をつけてね。下だと滝を正面から撮ることができます。滝の上にオーロラが現れるのを待つ。さっきキャンプ場で会った男性二人がカメラを抱えてやってきた。1名はロープで下に降り、もう1名はこわいからと私のとなりで撮影。
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徐々にオーロラがはっきりしてきて滝のむこうから湧き出るようなオーロラ。見上げると真上に強いオーロラが出てきた。これが伸びて滝の方に行きそう。わーい。ふと見ると滝と反対方向にオーロラが強い。滝と一緒に撮りたいけれど、困った。でもせっかくだから撮らなくっちゃ。うひゃー、というようなきれいな透明感があるピンク色。たくさんシャッターを切った。もっと滝の近くで撮影していた夫が呼びに来た。私のいた場所は手前の木がどうしても入ってしまう。移動しておしゃべりしながらの方が感動を分け合えるもんね。しばらくしたら滝の上にながーい筋状のオーロラ。それが活発に動き出して超ひらひら。ピンクに輝いている。すごーい、すごーい。
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あまりに背が高くてファインダーに入りきらない。それなら見なきゃ、としっかり楽しむ。ときどきシャッターを押してみるもうーん。しばらくはじけていた。オーロラが静かになって暗くなったなぁ、という頃に下に居たメンバーが戻って来て互いの幸運を喜びあう。すごかったね、きれいだったねぇ。ちゃーんと滝の上に出たねぇ。気温マイナス1度。指先がかじかんだ。車に戻るも頭の上にはまだオーロラのアーチ。3時近いしと宿にもどりかけると途中でYoshiさんが「強くなってきましたよ」と通常ツアーのように停まれるところを探してストップ。これがまたきれいで。。。真上でブレークアップ。滝もよかったけれどこれもきれいでした。次に昼間ロケハンした橋のところでもフォトストップ。ここでもきれいにはじけた。最後は宿を通過してフォートプロビデンスの教会前で撮影。街灯が明るいもののくっきりオーロラ。ひらひらと揺れてくれた。
宿に戻って祝杯。いやー、すごかった、楽しかった。明日はホテルをチェックアウト。早々に切り上げた。
ブランチ;サラダ、玉ねぎ入り卵焼き、あんずとヨーグルト
夕食;ドライカレーと生野菜、小松菜のにんにく炒めお浸し、きのこのスープ、りんごとアイスクリーム
夜食;ポテチ、おにぎり、ホットチョコレート