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Season2019

Season2019 Canada,Whitehorse-01

ユーコン準州へ
9月3日(火)くもり
3時20分に起き上がる。この2週間ほどは夜中の12時から3時は起きていた時間なのでそんなに眠れるものではないけれど、それでもしっかり休めました。部屋を出たらレンタカーででかけたHiroさんが夜食中。「雨が降ってきました」。あらま、それじゃあオーロラは見られなかったね。
時間通り宿出発。今回はYoshiさんにおんぶにだっこで本当にお世話になりました。空港カウンター前までアテンドしてもらいお別れ。カウンターにはバーダーさん。エノダでいつも会っていた彼女。再会をとても喜んでくれました。

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バンクーバー行きは時間通り出発。眠い。この後のホワイトホースとドーソンでは昼間のアクティビティを申し込んであり、楽しみでもあります。もちろん素敵なオーロラにも会いたいです。バンクーバーで7時間待ち。今回は空港で待っている時間が長いです。少しはトロンとできました。
ホワイトホース行きは搭乗口に行ってから15分遅れの連絡。2時間ちょっとのフライトです。飛行機は満席。到着してバッゲージのピックアップに行ったら団体お迎えの人に声をかけられる。うちはお迎えなし。違いますよ。日本人団体さんは同世代の方々でした。ホテルのシャトルバスはこれかなと見ていたら「どこのホテルか」と聞かれ、このバスだよと言われる。荷物を預けて乗る。着いたのがでっかい兵隊さんの木造の人形が立っているコーストカントリーホテル。えっ、ウエストマークホテルと言ったつもりがもしかしてウエストコーストって言っちゃった?運転手さんから間違いだと言われ「どうしたらいいですか。送ってくれた。ありがとうございます。
ホテルのチェックインで明日の空港へのシャトルの時間を聞く。予約制だった。チェックアウトは12時なのでゆっくり眠れる。部屋に荷物を置いてまずは酒屋さんへ。徒歩10分程のところ。2006年にホワイトホースに来た時は郊外のインオンザレイクという滞在型のホテル。長期だったので町に買い物に連れてもらったりした。その時以来で、ここは砂金堀で出来た町でアラスカの小さい町と雰囲気が良く似ています。

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夫御所望のユーコンゴールドを今夜の分だけでいいと行ったが6本からしか買えない。ドーソンに行くときに不要な荷物はここの置いていくので、ビールもその中に入れて行こう。お支払いしようと思ったら「ん?!」。夫が間違えて12本のを持ってきていた。今日とドーソンからもどった2泊しかない。6本のを持ってきてお姉さんに交換をお願い。気持ち良くやってくれた。とはいえシャトルバス間違いといいビールといい、注意力が落ちている。疲れているんだよね。気をつけましょう。
部屋に戻ってお風呂に入り横になる。3時間ほどくっと寝た。今夜のオーロラ鑑賞ツアーは23時半ピックアップ。寝ぼけまなこで準備。ロビーに行ったら担当者が既に来ていた。オーロラステーションまでは車で30分程。鑑賞施設が3つあり私たちは#1に。日本人7人と他国の人が2名。となりのキャビンには台湾GPがにぎやか。到着後に丁寧な説明あり。ライトは足元を照らすだけ、ここから先はカメラマンエリアでライト禁止などなど。トイレもきれい、ガイドは親切で快適でした。
オーロラは北側にうっすら出ているものの雲いっぱい。時々濃くなったりひらひらするが、強いオーロラは街明かりが写りこむ方向に出ている。敷地内のティビィで焚火。到着直後のホワイトホースはイエローナイフに比べて暖かかったが、さすがにこの時間は寒い。しっかり防寒。焚火でマシュマロを焼きながら日本人とおしゃべり。ホワイトホース3泊の方々は明日の早朝には日本に帰国。私たちが最終日に行くアラスカへの鉄道旅に今日行き良かったですよって。楽しみです。
3時に現地出発。ホテル着3時半。お風呂に入り即寝た。
機内食1;オムレツ、ウィンナ、チーズ、パン、果物、ヨーグルト
機内食2;サラダ、パスタ、ケーキ、ドリンク
夜食;マフィン、クッキー、おこげスープ

Season2019 Canada,Whitehorse-02

バスでホワイトホースへ
9月7日(土)晴れ
今日は路線バスでホワイトホースへ移動。11時15分ピックアップで12時出発。ホテルのチェックアウト時間が11時。昨夜寝る前に荷物をまとめておいたので10時半に目覚ましをかけたが9時過ぎに目が覚めてそれからは眠れなかった。
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荷物を階下に降ろし、宿のママに昨日の明け方にホテル前で撮った写真を見せる。よかったら送くりますよ、と言ったらメールアドレスを書いてくれた。魚眼レンズなのでまあるく写っています。

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ロビーで待つもお迎えがこない。11時半を過ぎたら心配になって電話をするも今日は土曜日。お休みですメッセージが流れる。ロビーに他に4人いたが、うち2名が同じバスでホワイトホースへ行くという。宿のママがバス会社に電話をしてくれた。ありがとうございます。
バスの発車はその会社の前。他にも数人待っていた。これで出発と思ったら運転手のお兄ちゃんが早口英語でばばばーっとしゃべったらみんな降りた。空港に15人を迎えに行かなくちゃいけないので、出発は遅れる。コーヒーでも飲んでいて、と言ったのはわかった。出発時間を確認したら12時半。それならとお土産屋さんを探し絵葉書を買う。今回の旅行で母に出す最後の絵葉書です。書いて前に買っておいた切手を貼って、どこに出しに行けばいいの、とバス会社の人に聞いたら「出しておいてあげるよ」。よろしくです。
母にハガキを出すようになって、今まで知らなかったその国の郵便事情が分かるようになりました。カナダのポストは赤ですがスイスは黄色。カナダは住宅地のところどころに集合ポストがあり、配達されるだけでなくポスト機能もついています。切手はスイスはお土産屋さんでも買えますがカナダは郵便局だけでした。

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空港往復で30分で帰って来られるのかな、と待っていたが案の定50分遅れで出発。ま、飛行機も遅れるのは日常茶飯事だしね。今日も快晴。真っ青な空の元、黄葉が盛りのでこぼこ道のハイウェイを駆け抜けて行く。ときどき視界が開けて湖が見える。突然「ブラックベア!」と夫の声。道の脇に大きなクロクマがいた。目が大きくキュートでした。
ほぼ2時間おきに休憩。ガソリンスタンドにはコンビニやスーパーが併設。こんな田舎みたいなところで日本人の若者が働いていた。「ワーホリ?」「そうです」「頑張ってね」。
カナダは山火事が多い。常緑樹のトウヒも多いが火事の後に芽を出すのはトウヒに比べて成長が早いアスペン。そのアスペンが黄葉しているので道路に沿って黄色のリボン状態。今回はちょうど盛りでした。
ホワイトホース7時到着予定が8時少し前。500キロを超える移動でした。ホテルに再チェックインし預けておいたトランクも受け取り今夜のオーロラ鑑賞の支度。夕食はホテルのとなりのレストランへ。地元の人も行くという人気店。予約は取らないのでそばを通るといつも行列。9時少し前のこの時間はさすがにすぐ入れた。お腹すいた、おいしいー!ユーコンにきてからは昼夜出歩いているので、食事作りは無理。きちんと食べているのは夕食だけ。しっかり食べなくっちゃ。

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お部屋に戻って荷物の整理をして23時半のオーロラ鑑賞までひと休み。オーロラ鑑賞は今夜が最後。ここまで18泊。内、雨などでまったく見られなかったのが3日、体調維持のためキャンセルしたのが1日。残り14日は雲があったりなかったりだけれど全部見えています。今日は快晴。今夜もきっと見えるよね。
前回と同じ施設なので私たちも慣れて撮影スポットに陣取る。着いた時には既に白い筋。それがどんどん成長していくが、町明かりが写りこむ方が元気に。仕方ないからしっかり目で見る。ひらひらと縦筋がきらめく。思わず「きれい!!!」。ロッジ#1は個人客、#2は団体さん。ほとんどが日本人。みなさん、素直に感動され、とってもにぎやか、なごやかでした。オーロラさん、今年もありがとう。
ブランチ;サンドイッチ、おこげスープ、トマトとりんごとキウィ、ヨーグルト
夕食;グリーンサラダ、バイソンステーキ、アークティックチャーのグリル、温野菜、ライス

Season2019 Canada,Whitehorse-03

ホワイトパスとスギャグウェイ
9月8日(日)晴れ
今朝の3時半にホテルに戻り、お風呂に入って寝る。夫は夕食のレストランでたべきれなかったのを容器に入れてもらい、部屋の電子レンジでチンして、ユーコンゴールドで乾杯。オーロラは最後の夜までしっかり楽しめました。
で、今朝は8時ピックアップでホワイトパスとスギャグウェイへのデイトリップ。今回最後の観光です。アラスカに行くのは16年ぶりの超久しぶり。

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今日のガイドはケンさん。若くてユーコンの良さやすばらしさ、自然のすばらしさを熱く語ってくれました。客はカップルがもうひと組の4人。どちらさんも睡眠不足で眠い目をこすっての参加です。
今日もすばらしい天気。鉄道駅のフレイザーまでは車でハイウェイを行く。途中お願いしてコンビニ、休憩でカークロスの町でトイレ休憩。かつてカリブーの季節移動で何万、何十万というトナカイ、カリブーが通った町です。今はもっと北を移動しているそうです。先住民の意匠の建物などがあり、お土産屋さんもたくさん。

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フレイザーからは鉄道で。長い列車は予約でいっぱいでした。ガイドのケンさんは車で行きます。車にはカナダ、アラスカの両方が走れるナンバープレート。列車は10時40分発。すぐにビューポイント。夫は窓ガラスがない車両の連結部分から動かない。黄葉に湖に、遠くの山には氷河、すぐ眼の下は大丈夫かな、というぎりぎりの崖っぷち。最高峰ホワイトパスにはアメリカとアラスカ、カナダとBC州の旗。国境です。約1時間半、景色をたっぷり楽しんで終点のスギャグウェイ着。ここはアメリカ。係官が電車に乗り込んできてパスポートチェック。アメリカはESTA登録が必要で私たちは日本で事前に登録してきている。未登録の人もそこで登録。今回だけの登録で無料。私は3年間有効だけど14ドル。1日ビザが有料、と聞いていたが今日はなぜか支払いなしでした。

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16年ぶりのアラスカ。ALASKAの文字が何かなつかしい。ガイドが案内してから自由時間。まずは夫の大好きなビール、アラスカんアンバーを買いに行く。明日は帰国。持って帰れるわけでもないので2本だけ。スモークサーモンの専門店に行きたかったがスギャクウェイにはないとのこと。町中とお土産やさんをうろうろ。Tシャツが50%引きだった。デザインはなかなかいいかも。地元のスーパーに行ったりであっという間に集合時間。
帰りは車で。アメリカとカナダの国境を超えカナダ入国手続き。再入国です。明日は帰るので滞在日は2日。途中フォトストップしながらホテル着18時。ケンさん、長距離運転と熱いガイド、ありがとうございました。

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部屋に入ってまず貴重品BOXの確認。今朝、パスポートを出した時に閉めた記憶が二人ともない。やっぱり開けっぱなしだった。中身を見ると封筒に入った日本円はそのまま、夫の財布内のカード2枚がない。やられた。あわてて夫はフロントに、私はPCを立ち上げ日本のカード会社に電話。日本時間午前10時だったのですぐ対応してもらえた。とにかくカードは止めた。今日現在使われた形跡はなし。ホテルサイドは誰も部屋に立ち入っていない、どこかにあるのでは、という。だってベットはきれいになっているし、タオルは取り換えてあるとスタッフに見せるとチェックします、と戻って行った。清掃スタッフは立ち入ったが誰かはっきりしているのでありえないように思うと夫婦で話していたら電話。さっき別れたばかりのケンさん。ホテルから連絡がいったらしい。10分後に行きます、とのことなので夫はロビーに降りて行った。私は彼の衣類やバックの総点検。やっぱりないよなぁ、とあきらめて帰国のパッキング準備。

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一番小さいバックをあけたら下の方でカードが『こんにちは』。あらま。あわてて夫のスマホに連絡するも返答なし。急いでロビーに行った。ホテルスタッフ、ケンさんに平謝り。なんでそんなところにあったのかと夫は???だらけ。とにかくあってよかった。
大騒ぎが一段落。お風呂に入ってさっぱりしてからスーパーまでお買いものに行き、昨夜と同じレストランに行ったら長蛇の列。出なおそう、とホテルに戻り9時に部屋を出て行ったら「日曜日の今夜は9時までです」。ええっ。ホテル内のレストランも9時までだったっけ。どうする?お腹すいたね、と暗くなりかけた町をうろうろ。既にしまったところが多く、今夜は食事抜きを覚悟した頃に中華レストランに「OPEN」の表示。ほっ。セットモノを頼んだら、えらく時間がかかって出てきたのはメガ盛り。おかずは食べたけど、チャーハンとやきそばは半分も無理でした。ごめんなさい。
部屋に戻ったら10時を過ぎていた。明日は帰国。大きなトランク2つは私が乗っかってやっと閉まった。ほっ。何しろカメラ関係が多い。それでも冬のオーロラ旅行に比べれば防寒着に防寒靴がないだけ少ない。今日も疲れた。とにかく眠い。夫はさっきの中華でテイクアウトしたおかずの残りを肴にアラスカんアンバー。『おうちに帰るまでが遠足』。あと少し。早くうちのワンコに会いたいよ。
ブランチ;ターキーサンドイッチ
夕食;えびのフリッター、肉野菜炒め、焼きそば(夫はえびのフリッター、豚のスペアリブ、チャーハン)

Season2019 Canada,Whitehorse-04 Vancouver

帰国日
9月9ー10日(月/火)
朝3時半に起きて支度してホテルのロビーへ。空港までのシャトルバスは4時15分。4時には来てね、と言われている。いつものお父さんが運転手。ご年配だけど頑張る。運転だけでなくトランクの積み下ろしもあるのでかなり体力仕事と思います。みなさんチップを渡している。我が家も従っています。お世話様。

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webチェックインをしているので手続きはスムーズ。ドーソンに行くときよりしっかり手荷物検査。夫のカメラバックは赤外線だけでなくあけて中身確認。アサイチの便なので時間通り6時に離陸。映画を見ながらとろとろしているうちにバンクーバーに着いた。
バンクーバー空港で国際線ロビーに移動。ラウンジ開始時間の8時45分より前に到着。座った後はまったりとろとろ。12時過ぎに掲示板を見たら13時50分のTOKYO行きはゲートはさっきまでC58とあったのが消えている。昨日の関東は台風の影響で大変だったと聞き、webで成田便の発着時間をチェックしておいたが30分遅れで既に到着しているはず。今日は問題ないと思っていたがやな予感。
やな予感といえば昨日のカード騒ぎは「いやな予感」が続いた。セイフティボックスのドアを閉め忘れたことには午前中に気がついていた。現金はあきらめがつくがクレジットカードが盗まれたら面倒と夫と話していた。
a.ホテルに戻ったらカードキーが使えない。エレベーターにも乗れないし部屋にも入れない。フロントでデータを入れ直してもらった。
b.カード紛失で夫がフロントに行っている間に別な客が私たちの部屋に入ろうとした。
c.室内掃除してあるのにホテル責任者は「誰も入っていない」という。
後になってみればそれぞれそんなこともあるかもね、だが「怪しい」「いやな予感」とどんどん関連付けていた。思い込みってこういうのね。気をつけましょう → 自分。

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成田行きの便はただのコンピューターのミスだそうで最初表示のゲートから時間通りに離陸。ここから約10時間は安心して寝られます。食事が終わったら即寝落ち。目が覚めたら着陸の2時間半前。アラスカ上空はほとんど寝ていた。
16時成田着。蒸し暑い。入管、税関を通り外に出てトランクを宅配依頼。夕方着の便の場合、横浜には翌日の午前中には配達されるが、昨日台風で大混乱の影響で2日以上後になり日にちと時間はわからないという。腐るものは入っていないのでよろしくです。
16時35分のYCAT行きのバスに乗る。いつもは90分のところ夕方の渋滞で2時間半かかった。それにしても暗い。横浜の夜7時は真っ暗。今まで完全に暗くなるのは23時だったので「日本に帰ったんだな」と実感。YCATから相鉄線横浜駅までの通路も混んでいた。自宅着夜8時過ぎ。昨日の台風の影響かNTTのルーターが壊れたらしく固定電話とNETがつながらず、セコムも異常表示で大騒ぎ。2014年にも同じことがあったっけ。(後に9/3のカミナリが原因と判明)
今回はオーロラウォッチングが17夜、完全に見られなかったのが3夜だけという高確率。最も素晴らしいのがメインイベントのレディイブリン滝の夜でした。ユーコンでは昼間は毎日初めてのイベントにわくわく。お天気にも恵まれ地元ガイドがこんなに晴れたり風がなかったりって珍しいんですよ、と言うほど。たっぷり楽しみました。いろいろあったけれど二人とも体調を崩すこともなく元気で帰ることができたので全てよし。明日はワンコを迎えに行きます。待ってねぇ。
機内食1;オムレツ、チーズ、ソーセージ、果物、ヨーグルト
空港で;キヌアと野菜のサラダ、洋風まぐろ丼、果物
機内食2;サラダ、エビの前菜、AAAの牛のステーキとインゲンとジャガイモ、フルーツ、ケーキ
機内食3;フルーツ、キヌアとブロッコリとひよこ豆(ベジタリアン用)