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Season2005 Canada, Yellowknife 12/22

20041222-01.jpg成田発19:00のエアカナダでバンクーバーへ向けて出発。オーロラ旅行は結構回を重ねているが、カナダは初めてでなにもかも目新しい。飛行機のアナウンスも必ず英語とフランス語。機内の日本人もカルガリなどスキー場へ行く人も多い。
イエローナイフまではバンクーバーまで9時間、エドモントン(1時間半)、イエロナイフ(1時間半)だが、入国手続き、乗り換えにそれぞれ3時間かかり、到着は夜9時の予定。長い1日のはじまりだ。
どこについてもきょろきょろの私たち。ふんふん、ここにこれがあって、搭乗口はこっちになるわけね、という感じ。エドモントンでは航空券を搭乗券に変えてもらうためにうろうろ。いただいた地図にめざす航空会社のカウンターがない。位置変更?出発3時間前なので、あきらめて食事。モンタナというお店でたべたが、なかなかおいしかった。
その後、出発案内の画面を見ておどろき。まったく同じ時間19:42に私たちが乗るファースト・エアとカナディアン・ノースと2機イエローナイフに向かうことになっていた。へえ?。無事搭乗券をGETし、ロビーでぼ?としながら本を見ていた(読んでいたではなく)。空港ではつぎつぎいろんなアナウンスが流れている。「ん、ねえ、今ディレイとかナインオクロックとか聞こえなかった?」と夫に話しかける。彼も私同様長い移動でぼ?としている。「え、そうか。着く時間をいったのかなぁ」。またぼ?モードに戻った私。搭乗時間になり、搭乗口に行ってびっくり。私たちが乗る予定の飛行機が遅れて21時になっていた。え、え???。早速これですか?!

20041222-03.jpgなんで?!しかも同タイムのカナディアン・ノースはオンタイムで出発らしい。カウンターは人でごったがえしていた。やっとの思いでスタッフに私がむこうの飛行機と変更してほしいというと、もう時間がないのでトランクは変更できない、という。一応カナディアン・ノースのカウンターに行って確認する。「席はあるので$20で変更はできるがあなたの荷物がファースト・エアにあるので変更できない。変更するには時間がない」とのこと。目の前でカナディアン・ノースの人が搭乗するのをむなしくみていた。
搭乗案内の画面をみると遅れのマークの赤がびたびたとついているので、私たちだけではないけど、しかし同タイムの飛行機が飛ぶのにぃ。無念、ともう一度搭乗案内画面をみるといつのまにか出発時間が22:30に変わっていた。げっ。
結局離陸したのは24:00近く。エドモントン空港で7時間待ったことになる。イエローナイフ着は日付も変わって1時30分頃。機内のアナウンスで「Good Morning」と言っていた。どこがグッドなの。

20041222-02.jpg今夜はホテルチェックイン後、オーロラツアーに行く予定だったけど。。。空港で現地旅行社の人と会い、このままオーロラツアーに行くという。荷物はホテルに運んでくれるそうだ。大事な防寒着が入っているトランクがなかなか出てこない。旅行社の別のスタッフが言ってくれたら、何とさっきのカナディアン・ノースで届いているという。なんで???他にも今ついた人のがいくつかあったそうです。とにかくあってよかったけど、頭の中には?がいくつも残りました。
そこからバスで30分ほどのVeeレイクへ。ロッジ(本当は船で夏は湖に浮かんでいるそうです)で暖をとりながら、オーロラを待つ。日本で見た今日のここの天気予報は晴れ。期待していたけど。。。結局雲が厚く、雪まで降り出してオーロラをみることはできませんでした。
ホテル着朝5時。長い長い1日でした。イエローナイフは遠かったぁ。

機内食:日本食を選択 酢の物、寿司、煮物、ごはんに味噌汁
朝食:おかゆ 梅干、ひじき煮、しゃけ
昼食(空港売店):ツナサンド、ミルク
夕食(モンタナ):ロールしたピザみたいの、チキン、ビーフシチュー

Season2005 Canada, Yellowknife -> Enodah 12/23

20041223-01.jpg朝11時に目がさめる。すぐ電話がなり、現地旅行社ボスのMr. Ragnarから昨夜はオーロラが見えたか、今日は4時半にむかえに行く、とのこと。ホテルのチェックアウトは11時なので、フロントに伸ばしてもらえるか聞きに行く。2時まで、と言われたけど頑張って4時までにしてもらう。
入浴、食事、荷物の整理をして、もう一休み。目がさめたら15:00過ぎ。あわてておきてかたずけ。トランクをひとつホテルに預けていく。時間前にMr. Ragnarがきてピックアップしてもらう。若いスタッフのアド、ジャストンと3人できてくれていた。30分ほどハイウェイを走った後、雪上車に乗り換え。エンジンにガソリンを供給するケーブルが凍って折れてしまったとのことで修理。すごいなぁ、自分でやっちゃうんだ。
出発後、しばらく走ってからまたオイル漏れした。においがきついからと私をさきにスノーモービルで運んでくれる。ドライバーのアド君の運転にあわせ、体を右、左と倒して雪のふきだまりを越えていく。さぞかしロッジは寒いんだろうなぁ、と思う。突然目の前にロッジが数件見える。暗くて全体は見えないが、まんなかに三角のモニュメントみたいなのがある。ロッジのいくつかは電気がついており、何もない雪原の真ん中では見るからにあたたかそう。メインロッジに入るとバーサという女性が待っていてくれた。暖かいのみものとスナックで男性陣を待つ。
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10分後くらいに雪上車着。みんなすぐ荷物を降ろしたりして働いている。
私たちのキャビンはメインロッジのすぐ向かい。キャビン内はきれいであたたかく、明るく快適。電気湯沸しポットがあるので、持参した湯沸かし器も不要。今夜の宿泊は私たちだけなので、他の人への気兼ねもない。ただしトイレは戸外。
このロッジ、サマータイムは70%がアメリカ人、残りがヨーロッパ人で日本人はほぼゼロ。冬は99.9%が日本人なんだそうです。「なぜ?」と聞かれてつまる私たち。私たちのたどたどしい英語でご理解いただけたのでしょうか。。。不安。
外は相変わらず雲が厚くほんのり小雪が舞っています、今夜は望み薄です。

朝・昼食:カップラーメン(塩味、カレー味の二種)
夕食:サラダ、チキン、付け合せの温野菜(おいしかった)&ワイン(と)

Season2005 Canada, Yellowknife Enodah 12/24

20041224-02.jpg結局昨夜は曇りでオーロラを見ることはできなかった。オーロラ予報ではActiveなのに。。。
8時半に朝食。ベーコンエッグにトースト、フルーツという典型的な朝食。おいしくいただいた。
今日はアイスフィッシングに行く。市内からの客9人が10時半に到着。到着日にオーロラ・ウォッチングで一緒だった人たちもいて、ご挨拶。11時頃湖のまんなかに出発。氷に穴をあけて釣り糸をたれるのはアラスカでのアイスフィッシングと同じだが、釣れる魚がアラスカでは体長20センチくらいの鱒を参加者ほとんどが釣ることができた。が、ここのは大きい。今回釣れたのは11名中1名だが、なんと95センチもある大物。昼食にすぐ刺身にしてくれ、ノーザン・パイクというこの魚、とってもおいしいのです。鯛のようでこりこりしていて大感激。昼食は暖かいテントの中。バッパローのスープで体があたたまりおいしかった。その後、みんなも時間ぎりぎりまで2匹目をねらって頑張るが、結局この1匹のみ。う?ん、残念。

20041224-01.jpgロッジに戻ってツアー客は一人3発づつシューテイングをして帰宅。ロッジはまた私たちとスタッフだけになり、さびしくなった。
空には相変わらずの厚い雲。さっきの人たちは明日帰る人たちもおおく、ビジターノートに「オーロラ見ないと帰れへん」と書いている人がいたがまったく同感。私たちだって10日あるとはいうものの、そろそろ会いたいんですけど。この日のために頑張って休暇をとってきたのだから。オーロラ・ウォッチングはリスキーな旅で、毎年追いかけている友人たちの中には2週間、まったく見られなかった翌年は2週間でっぱなし、という人もいる。まあ、とにかくそのときその時間を楽しんで過ごせれば、と開き直ることにはしているつもりですが、ゼロっていうのはいやだなぁ。フィルム、山ほどもってきているんですけどぉ。

朝食:ベーコンエッグにトースト、フルーツ
昼食:ノーザン・パイクの刺身、バッパローと野菜のスープ、パン夜:スパゲティミートソース、サラダ、ガーリックパン、ケーキ & ワイン(と)

Season2005 Canada, Yellowknife Enodah 12/25

20041225-01.jpg昨夜も曇り&雪でオーロラを見ることはできなかった。アラスカのSさん、Hさん、そちらはどうですか?。ここはオーロラさえでれば一晩中みることができるし、お部屋もメインロッジも暖かく、飲み物もスナックも用意してくれてあるし、電気湯沸しポット(日本のメーカー品でした)まである。本当にいいところですが、雪が降っていたんじゃどうしようもない。
今日もアイスフィッシングに連れて行ってくれるとラグナーは言ってくれたけど、疲れもたまっているので遠慮することにし、ゆっくり休むと共に、ロッジ周辺をロケハン。こっちからオーロラがでたらここ、むこうのときはあの木をいれて、と歩き回り、汗をかくほど。これが無駄になりませんよーに。FOXらしい足跡を発見。今日は気温も低いし風もあり寒い。アイスフィッシング組7名は釣れているかしら。(後で聞いたら50センチ位のを1人釣ったそうです)

2004Y1225-01.jpg我が家の今回の防寒は昨年度購入したフェールラーベンのジャケット(スウェーデン出身のRagnerはとても喜んで何度もほめてくれました)、アシックスのズボンと羽毛ズボン下、靴は今回購入のバフィンのカンブリア。靴は使用後部屋に戻ると中靴を出してかわかすのが冷たくならないコツだそうです。今のところ「本番」の出番はないが使用感は快調、快適。
今夜はクリスマス。ディナーにいつもの「若い衆」のジャスティンとアドは帰宅したらしくいないが変わりにミセスラグナーと息子(13才)、チーフ夫妻がきていた。にぎやかにクリスマス・ディナー。海老、ターキーとごちそう。おいしくいただいた。2004Y1225-02.jpg
ラグナーに日本から持ってきたプレゼントを渡すと、ロッジの名前入りのシャツをもらった。「海老で鯛を釣った」ようで申し訳ないやら、うれしいやら。
昼間結構雲が厚かったが、夕方4時頃上空に雲の切れ間があった。今夜はきっと。。。と張り切って準備。
昼間は風が強くものすご?く寒かったが夜になって風はだいぶおさまってきた。空はどんどん晴れてきて、8時半頃、湖のむこうのぼ?としているのがオーロラらしいと、夫がデジカメでとってみる。見てみると二重の緑の帯。やっぱり!いそいでロッジに戻り、準備していたカメラを三脚ごとかかえて出動。1時間くらいロッジのデッキや下におりてうろうろ。一年ぶりの撮影で私はきょろきょろ。これでいいんだよねぇ?。
しばらくすると薄いオーロラは消えてしまい、きれいな星空になった。27日が満月のために、月は煌々と雪原を照らし、デジカメの写真は昼間のようだ。
やった?。ここにきて4日目にしてやっとオーロラに再会できた?

朝食:パンケーキ、ソーセージ、サラダ、オレンジジュース、フルーツ
昼食:カップラーメン
夕食:サラダ、海老、ターキー、ハムステーキ、マッシュポテトなど温野菜、アップルパイ

Season2005 Canada, Yellowknife Enodah 12/26

20041226-01.jpg朝、ふと目が覚め、ベットから窓を見ると明るい。え!ということは10時頃?出発時間は聞かなかったけど、今日は朝のうちに市内へ戻るはずだった。あわてて起きる。夫に「もう外があかるいよ」と言ったら「朝あかるいのはあたりまえなのにぃ」とねぼけている。
昨夜、というか今朝ベットに入ったのは朝の5時過ぎ。もっちろん、オーロラが出ていたからでーす。特に3時くらいから4時半の間は結構強くなり、近眼の私でもくっきりとみえました。S字になったり渦になったり、2本、3本と広がってゆらゆらゆれたり。
おしむらくは月。27日が満月の月は煌々と雪原を照らし、外をあるくのに困らないくらいです。月ってこんなに明るかったのね、と東京に住みむ私は改めて思うほどでした。イコールオーロラが。。。
でもでもとっても楽しくて、5時に寝る前にも何度も外にでて「おしまいかなー」と空を見上げたのですが、きれいな月夜、星空でオーロラはきれーいになくなっていました。
で、起きてから大急ぎで荷物を突っ込み、12:00にロッジ発。夫の運転するスノーモービルでハイウェイまで30分ほど走る。体は防寒しているけど、残っている目が寒い。でもしゃべったりうたったり、顔の筋肉を動かすと、けっこう寒くないことを発見。

20041226-02.jpg車に乗り換えて市内へ。ビルの林立する大都会にきた感じ。すぐ買い物に行く。あちこちで日本人がうろうろ。私たちも含めて目立っているなぁ。懐中電灯や食事の材料などを購入。スーパーで先日ご一緒したWさんご夫婦と会う。昨日帰宅予定だったが、オーロラを見ることができなかったので、滞在を伸ばしたとのこと。そうよねぇ、わざわざここまで来て、見られないなんて。
ホテルで入浴、夕食。夜に備える。
夜9時ホテル発のツアーバスでVeeLakeへ。直前に別GPもホテルロビーから出発していた。日本人がたくさんきているようだ。ここでは各旅行社がオーロラウォッチング用のロッジとかテントを持っていて、そこに案内しているらしい。
ロッジではイヌイットのファミリーがきて話をしたり、スタッフ手作りのケーキやあたたかいスープが用意してありました。でも最高のサービスはすばらしいオーロラですが、こればっかりは自然相手。今日も雲がきれずに見ることはできませんでした。帰る頃、少し雲がきれて星が見えましたが、月はにじんだままでした。

ブランチ:トースト、ゆでたまご、アンチョビ、フルーツ
夕食:サーモンステーキ、温野菜、オニオンスープ、ごはん、洋ナシとりんご

Season2005 Canada, Yellowknife Enodah 12/27

20041227-04.jpg10時に目が覚める。本日15時トラウトロックロッジへ出発なのでまたまたロビーに行って、11時チェックアウトを14時までのばしてもらう。前回と同じ人。すぐOKしてくれた。よかったぁ。
朝食後、かたずけをしてから買い物。寒い部屋から暖かい室内に戻った時、めがねがくもらないようにゴーグル(スポーツ用品店)、同じくカメラ保護用のジップロックを購入。大き目のビニール袋を用意していたのでもっときちんと密封するためです。
ホテルに戻り、私はSPAでマッサージをしてもらう。オイルマッサージだったがかなりからだがほぐれました。
ロッジに持っていかない荷物を前回同様、ホテルにあずけて迎えを待っていると、MR.RAGNARではない男性が来て、私たちをピックアップしてくれた。彼が最初困ったようにドックが。。。という。何のことかよくわからない。が車に乗ってわかった。こちらはDOCのことと思って話しているから話が通じないのであって、大きな黒いかわいいDOGが車にいた。彼らも2日間、ロッジに泊まるので、わたしたちをひろってくれたらしい。途中で買い物をしていた奥さんを乗せハイウェイへ。このご家族、マイク一家はすてきな旦那様、奥様とかわいいおじょうさんと息子さん&DOGのジェイのGood Familyでした。

2004Y1227-01.jpg途中待っていたRagnarと会い、スノーモービルに乗り換えてロッジへ。夫も運転にだいぶ慣れたとのこと。確かに昨日よりも上手でした。途中空を見上げるとうす暗くなった空に大きなアーチ状のオーロラ。わおぅ、もう出ている!
ロッジは前回同様のNo.3。暖かくしてくれてありました。荷物を所定の位置に置き、オーロラ撮影の準備完了。メインロッジに行き、談笑しているとマイクがオーロラが出ている、という。急いでロッジにもどりカメラを担いで撮影開始。メインロッジ入り口のベランダはGood Locationで東西南北、ウォッチに最適だ。凍った湖の上にオーロラが出ていて1時間ほど楽しませてくれた。昨夜オーロラツアーに参加したが、やっぱりヴューポイントのロッジがいいなぁ。
夕食はマイクのワイフ、キャサリンが作ってくれた。息子のジェイソンが「○○は好きか?」と聞く。わからない。実物をみせてくれたら餃子のようなもの。クリミアのものだそうで、ポテトとチーズが包んであり、サワークリームをかけてたべる。ロールキャベツはこちらでは「キャベツロール」。どちらもとてもおいしくておかわりして食べた。
男性陣は食前にビール、食事の時はワイン、食後にはウィスキー、日本酒とかなり飲んでいた模様。

2004Y1227-02.jpgマイクはFirst Airにお勤め。イエローナイフ到着日に飛行機が遅れて、First Airにあんまりいい印象を持っていない私でしたが、彼のおかげで払拭。とってもすてきな男性でした。まあ、飛行機は安全が一番なんだし、と今はあのいらいらを忘れて余裕です。
夫は昨夜あんまりねむれなかったとのことで、英語の聞き取り試験のような会話の途中から眠りそうなので、私たちはキャビンに引き上げる。外はクリア。何となくもやもやとオーロラがあるが、濃くなるまでにはもう少しまたないといけないようだ。
うたたねしていた夫が22時半頃、目さましたのでメインロッジへ。CNN放送でスマトラ沖地震と津波の被害を見る。4万人以上の死者とか。南の島の津波の映像が繰り返し流されていた。日本では「津波てんでんこ」といい伝えられ、津波がきたらとにかくそれぞれ自分で逃げろ、といわれているが、地震がない国ではほとんど経験がないのでしょうか。津波の警報が出ていなかった、というニュースを見ながら、被害が広がらないことを祈るばかりです。
11:30頃、マイクとキャサリンが「おやすみなさい」とキャビンに戻るのを見送ろうと一緒に出た瞬間、空に大きな2本のオーロラ。またまた急いで撮影開始。

2004Y1227-03.jpgこの夜は薄くなってきた、とか、冷え切った、と思ってロッジに戻るとまた強くなるという状態で、ゆっくり休むことができないくらい連続して出ていました。満月の月がものすごく明かるいのに、オーロラもそれなりに見ることができましたので、これが新月だったらすっごくきれいだったと思います。オーロラ予報では今日はmoderate、明日はActive。明日は久しぶりにブレークアップを見ることができるのでしょうか。わくわく。
朝4時頃まで撮影。まだオーロラはありましたが、南からかなり雲が出てきたこと、オーロラはかなり静かになってきたし、ほとんど休めなかったので、冷え切っており、終了することにしました。キャビンに戻ってあたたまって休む。ねる前も何度も外を見るが「もういいか」という気持ちにもなったので寝ました。

ブランチ:おにぎり、豆腐のスープ、野菜、果物
夕食:魚の燻製やカニなどの前菜、サラダ、ロシア風餃子、ロールキャベツ、ソーセージ、アップルパイ
夜食:カップうどん

Season2005 Canada, Yellowknife Enodah 12/28

20041228-02.jpg朝食は9時、といわれていたのに起きたのは9:48。いそいで食事後そのままアイスフィッシングにいける準備をしてメインロッジへ行く。食事をどうぞ、といわれ見ると二人分にしてずいぶんあるなぁ、とお皿にとり食べだしたら、マイクたちもお皿にとっている。えっ、待っていてくれたの?とあわててあやまると彼らも起床が早くはなかったとのこと。気を使わせないように言ってくれたのかも、と思いながらお礼を言う。(でもきちんと通じたかな?)
アイスフィッシングは11時出発を12:30に変更。犬のジェイはお留守番なのでぐずっていた。かわいそうだけど寒いしなぁ。
今日は6人で釣り。一人はつれるといいな、と思ったが、子供たちは釣りよりも穴に張る氷をすくって遊んでいる。「Hole Clearn?」と二人で交替に来る。かわいいけど、やってもらったばかりでまだ氷がはっていないので仕方なくお断り。結局お昼までに誰も釣ることができず、今日はお刺身なしの昼食でした。あたたかいテントで冷え切った体を内と外から暖め、再度釣りにチャレンジ。で、お魚さんたちは今日はクリスマス休暇中のようでした。

2004Y1228-01.jpgロッジに戻って暖をとる。夫はあっという間に高いびき。5時半頃キャビンの外を見ると、オーロラが見える。あわてて夫を起こす。彼はねぼけたまま防寒、カメラの準備をして飛び出す。風もあり、すごく寒い。少し写真をとってキャビンに戻る。私はそのあとトイレに行くが、あんまりにもオーロラがきれいなので、戻ってまた写真。夫は少しいて「寒い」とまたひっこんでしまった。でも東の方から強いオーロラがつぎつぎ湧き上がってくるので、写真を撮りながら夫のいるキャビンのほうにむかって2-3回大声で呼ぶが聞こえないらしい。むこうでMr.Ragnerが「Toshi、Aurora!!」とすごい声で呼んでくれていたので、夫も飛び出した模様。この後、すっごく強くなり、空いっぱいに広がり、つながって輪っかになり、さらに大きなカーテン状でひらひらゆれて、手が届きそうなくらいに下がってきました。十六夜の月がまだ東に低く、東の林にさえぎられて暗いうちのオーロラでしたので、とってもきれいでした。こんなにきれいなのを見たのは久しぶり。。。写真はごく一部分しか撮れないけれど、空一面のオーロラはこの寒さと共に体験しなければわからない。。。と感動しながら、結局7時半くらいまでうろうろ、どきどき、ばたばたしていた私たちです。

2004Y1228-02.jpg夕食の頃は昨日だったら絶対カメラをかついで動き回っているくらいのオーロラがでていましたが、さっきのブレイク状態の後では薄くて、何より寒くて食事に専念。おいしくて楽しいディナーでした。
夕食後も同じような状況だったし、夫はメインロッジのソファで寝てしまうので、キャビンに戻って、一休み。「チェック、チェック」と私は外を見るときれいなオーロラ。戻って30分たっていません。またあわてて支度をしカメラをおきっぱなしのメインロッジへ。
この後、薄くなったり、強くなったりの繰り返し。風が強くて寒いのでロッジに入るともう強くなっているという状況で、休めませんでした。3:20にキャビンに戻り、寝る準備。でも外を見るとまたオーロラが。。。着替えたり、また外に出たりを繰り返す。私は4時頃ダウン。今日はきれいなのも見たし、満ち足りた気分で寝てしまいましたが、夫はその後も出たり入ったりしていました。オーロラさん、ありがとう。

朝食:ベーコン、豆腐の料理、トースト、フルーツ
昼食:バッファロースープ、バヌック(パン)
夕食:海老の前菜、サラダ、バイソンのお肉、サーモンのカレー味、ごはん、パイ

Season2005 Canada, Yellowknife Enodah 12/29

20041229-01.jpg今朝は朝食10時絶対守らなければ、と思って寝たが、夫はがそごそ。暗いうちに目がさめたので気になって外を見ていたらしい。彼が9時過ぎにトイレに出かける音で私も起きる。窓の外は明るい。どんどん日が長くなっている。アラスカのバーローでは冬至後1日6分昼間の時間が延びるので、ここもそれくらいかな。とするとこちらにきて30分は夜が明けるの早まっていることになる。朝食後、Good Familyのオルソン一家がにぎやかに帰っていった。プレゼントまでいただいて、本当にホントにお世話になりました。
この日は1日のんびり。睡眠不足を解消したり、半紙に筆で「賀正」と書いて、持参のミニ鏡餅と一緒にメインロッジに飾ったりしていました。

2004Y1229-01.jpg夕方、暗くなると落ち着いていられず外に出たり入ったり。5時15分くらいに東の空にオーロラ出現。けっこうきれいでしたので月が昇る前に、と三脚をかついで外に。7時くらいまでうろうろしていました。今日は私たちだけなので、夕食もさっさと終わり、メインロッジで腰をすえてオーロラを待つ。外は晴天で星がきれい。気温はマイナス34度。でも風が強く体感温度はけっこう低かったと思います。オーロラは強くなったり薄くなったりを繰り返していましたが、夜11時頃、冷え切ってロッジにいると夫が「見るだけでもいいからすぐおいで」と叫ぶ。外にでるとまん前に横に大きなオーロラが出ており、それがものすごく激しく動きながら光が裾を走っていく。赤(ピンクがかった)がはっきり見え、「すごい!」「わぁー!」と叫んでいるだけで写真は撮れませんでした。短時間ですがものすごくきれいでした。
この後も強弱はありましたが見ることができましたが、薄くなってほとんど消えてしまった、とロッジに戻って時計を見ると1:39。朝の4時までがんばりましたが、結局この後は見られませんでした。

ブランチ:フレンチトースト、たまご、ソーセージ、フルーツ
夕食:キャベツなどのサラダ、ビーフステーキ、ポテト、スナック

Season2005 Canada, Yellowknife 12/30

20041230-01.jpgいよいよロッジとお別れ。今朝は8:30朝食、10:30出発する、と言われていた。今まで何度も寝坊しているので、昨夜は(というか今朝)4:30頃横になったが、気になってほとんど」ねむることができませんでした。
スノーモービルで出発。ちょうど日の出の時間で、朝日に雪原が輝き、とてもきれい。車に乗り換えた時はマイナス39℃。地元の人たちも「Cold」を連発していました。途中、サン・ドック(彩雲)が見えた。写真をとろうと止まってくれたが消えてしまった。
今日の午後はカリブー・ウォッチング。8人乗りの小型飛行機で空からカリブーを探し、湖に降りる。ここはアラスカのように千、万という大群はいなくて、数十?数百程度なんだそうです。離陸後、下をじっと見つめるが、木なのかカリブーなのかわからない。途中夫がひざをこんこんとたたくのでそっちを見ると、30頭程度の群れ。そういえばちょっと動いている。40分位とんだ後、着陸。カリブーが必死で逃げていくのが見える。すらりとした手足でかっこいい。

20041230-02.jpg着陸した前方にもうひとつの群れがいるという。降りて前方を見るが小さくてよくわからない。が、「何がきたのかな?」という感じで、どんどんこっちに寄ってくる。はじめは茶色一色だったカリブーが、白に茶色のてんてんまではっきり見えてきた。すぐ横まできて、一列に並んでこちらを見ている。約30分くらい見ていたが、とっても楽しかったです。でも寒くてやっぱり30分くらいがいいところかもしれません。
夕食は手作り。ホテルは前回と同じでも部屋が違うと置いてある鍋やお皿の数や種類が違う。ここはお鍋とフライパンが各1つだけ。フロントできいてもないという。でもご飯をたくと後はフライパンしかなく、ゆでるのもなにもかもこれでやった。夜9時ピックアップでオーロラツアーへ。ここではスタッフ(Canadian EX)が常に外で見ていて、出てくると教えてくれるので、とても楽です。

2004Y1230-01.jpgWさんご夫婦や、カリブーウォッチングで会った人たちと再会。今日も次々きれいなのを見ることができました。到着後じきに強くなり、1時間くらいうろうろ。撮影に明るい月がじゃまだし、みんな同じような写真になってしまうので、車を入れたり、テントを入れたりと私なりに工夫をしていますがさて、どうでしょうか。寒くて冷え切ってきたので、カメラをジップロックに入れ、三脚をキャビン前室の三脚たてにおいて、ジャケットをぬいだら、すぐ夫の「写真撮らなくても、見るだけおいで!」の声。急いでジャケットをはおる。まわりの人も「出てるんですか?」と一緒に飛び出す。その後、12:30くらいに強いのが出た後は雲が広がり、その上にオーロラが出ているのが見えるが、切れ間はほとんどなくなってきてしまいました。

朝食:トースト、目玉焼き、ベーコン、フルーツ
おやつ:カップラーメン
夕食:温野菜、かにかま、白身魚しいたけソース、スープ、ごはん

Season2005 Canada, Yellowknife 12/31

20041231-01.jpgゆっくり起床。10:30.う?、久しぶりにぐっすり寝た。
食事後、ショッピング。まず銀行に行ってUSドル→カナダドルにしてもらう。私の事前チェック不足で、USドルがつかえるだろうと思ってきたら、まったくダメ。えー、アメリカのとなりなのにぃ。で、買い物はALLクレジット・カードを使用している。昨日のカリブー・ウォッチングはカナダドルで支払ってほしい、といわれていたので、カナダでの換金初体験。窓口とCDがあるが窓口利用者が圧倒的に多い。USドルは一人200ドルまでしかチェンジしてくれない(銀行のはしごをしました)。窓口の銀行員が愛想いい。これはどこのお店もそうですが、あいさつを必ずかわすので、日本とは違うなぁ、と感じます。今日はもっぱら「Happy Nwe Year」「You too」プラス笑顔でした。
この後、お土産を買ってホテルへ。SPAで1時間のマッサージをしてもらう。
夕食は手作り。本日で最後なので何でも使い切る。自炊するとわかっていたらあれもこれも持ってきたのですが、昨日あたりから年末年始のせいかやっていないレストランも多く、結局はめんどうなので自炊をしています。ちかくに大きなスーパーもあり、買い物は便利です。


20041231-03.jpgいよいよ最後のピックアップでオーロラツアーへ。キャビン前の温度計はマイナス40度をさしている。寒い!とにかく寒い。キャビンで暖かい飲み物を飲んでいるとスタッフが「もう出てますよ」。え、まったりする時間もないのぉ。
外に出ると2本のオーロラの筋。それがどんどん伸びて明るくなり、あっちからもこっちからも筋がでてきて上空で合体。空一面のオーロラ。「すごーい」「きゃー」の歓声の中、ピンク色の光が走り、きらきら輝いたり、ゆらゆらゆれてしっかり楽しませてくれました。やった?、これで今回のオーロラ旅行は「6勝4敗」の勝ち越し。3連敗からのスタートにしては良い結果です。
11時過ぎにおさまってきたのでキャビンに戻る。ジャケットも何もかもきんきんに冷えている。マイナス41度。

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この後もさきほどより薄いけどオーロラは出ていましたが、先ほどの強いのを見た目には写真を撮る気にはなれなかった。
キャビンで年越しそばをいただき、カウントダウン、花火と楽しいイベント。そらにはうっすらだが「年越しオーロラ」。オーロラさん、今年もありがとう!

ブランチ:ごはん、ハム、ほうれん草のおひたし、豆腐、りんご、洋ナシ
夕食:かにかま、豚肉のハム、しいたけたまねぎのブラウンソース煮込み、ほうれん草のバター炒め、野菜スープ、ごはん、洋ナシ

Season2005 Canada, Yellowknife 01/01-02

2004Y1231-02.jpgオーロラ鑑賞は2時終了。ホテルに戻ったのが2時半。それから荷物をパック。防寒着はほとんど空気なので一生懸命つぶしてトランクへ。その他もろもろかたずけて終わったのは3時半をすぎていた。少し横になり、5時にタクシーで空港へ。運ちゃんは早すぎるという。国際線なのに?と思っていくと、確かに私たちが到着一番。カウンターはまだ開いていない。5:30過ぎに空港職員がきて準備開始。けっこうのんびりなのね。セキュリティに時間がかかるとかいろいろ言われていたけど。


20050101-01.jpgイエローナイフ-エドモントンのファースト・エアほぼON TIME。今日は飛行機に3回も乗るので、前の2本は遅れてほしくない。エドモントンで出発案内の画面を見ると私たちが乗るのは時間通りだが、遅れを現す赤色とキャンセルの黄色がびたびた。やはりここは寒冷地。厳しい条件下での運行なのでしょう。安全第一とはいえ、時間通りに飛んでね。
エドモントン発の飛行機は搭乗したのも動き出したのも少し遅れた。成田行きまで待ち時間が2時間半ほどの予定。が、放送で「第二エンジンが凍ったのでゲートに戻る」という。え?。戻ってから飛行機の下で荷物を入れているところを開けている。どうなっちゃうの?、とどきどきしていたら、疲れきった様子の日本人がたくさん乗ってきた。それまではがらがらだったので???とは思っていたけど。今来た人たちの話しが聞こえた。イエローナイフ7:30発のカナディアン・ノースが1時間以上遅れたけど、この便が一度出発しかけたが戻ってきてくれた。バンクーバーからの大阪便は12:40で間に合うかどうか、とのことだ。ひえ?、そういうことだったのね。
このエドモントン-バンクーバー1時間40分の予定を1時間ちょっとで着きました。空港では日本人スタッフが「大阪行きはD71で?す」と叫んでいるし、大阪に行く人たちは国際線の方に走って行くしの緊迫した状況でした。20050102-01.jpg


私たちは1時間後の13:40発なので少し余裕。成田までは9時間40分のフライト。昨夜ほとんど寝ていない私たちは爆睡。アラスカ沖を飛んでいる時間はまだ明るくオーロラもそしてマッキンレーはみえませんでした。成田着陸少し前、夕日に映える富士山がきれいでした。

機内食:オムレツ、ソーセージ、クロワッサン
機内食:サーモン、ビーフステーキ、ポテト、りんご、デザート
機内食:ビーフの煮込みかけごはん

Season2005 Canada, Yellowknife Summary

カナダは1回だけの経験ですが感じたこと、反省などあれこれ
オーロラ鑑賞 町の中のホテルではよほど強くない限りは無理。B&Bやホテルによっては見えるそうです(湖のそばなど)が、写真撮影は?郊外のロッジは一晩中OKだが2つくらいらしい。
オーロラ・ツアー 私たちはカナディアンEX(現地旅行社)に参加。スタッフがみんな若くて親切でした。インターネットなどで申し込む人が多いせいか、きている人も若い人が多いように感じました。特にスタッフが客の名前を覚えるスピードには感心。お世話になりました。
ロッジ・ライフ 今回宿泊したのはトラウト・ロック・ロッジ。町からハイウェイを30分走り、更にスノーモービルか雪上車で30分のところ。オーロラ鑑賞には最適。メインロッジでは居ながらにしてオーロラが見えます。キャビンは暖かく、オーナーも親切。食事はそれなりにおいしい。難はシャワーなし、トイレが戸外ということ。最初はすこし大変でしたが「そういうもの」と腹をくくりました。マイ便座シートを持参し便利でした。
ホテル・ライフ 今回はシャトー・ノバに宿泊。こじんまりしたホテルでスタッフも親切。キッチン付となしがあり、キッチンの電気調理器は結構強力でごはんは10分くらいで炊けた。
お金 カナダドルに換金orTCにして持参すること。現地の銀行で換金は面倒。US$は使えない。
イエローナイフへのアクセス 日本-バンクーバー、エドモントン、イエローナイフと3回乗る。イエローナイフ-エドモントンはファースト・エアとカナディアン・ノースの2社。私の1回だけの経験で行きはファースト・エア、帰りはカナディアン・ノースが遅れた。乗り継ぎ時間は長いとつらいけど、短いとひやひや。帰りにバンクーバーで泊まる人も結構いた。同じ泊まるならイエローナイフがいいなぁ。