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Season2001 Alaska, Fairbanks 12/26

2000-Fau05.jpg18:50発アメリカンでシアトル経由フェアバンクスへ。全て時間通り。機内で『アラスカ物語』を読み気分を高める。大型スーパーで買い物をしてからロッジへ。夕食時に3泊している人から、昨日、おとといと良いオーロラが出ているとの話しを聞く。部屋に入りベットを見るとさすがに睡魔に襲われる。今日は長い一日だ。午前中は仕事をし、夜7時頃の飛行機に乗り、8時間も飛んできたのにシアトル着は午前10時。さらにアンカレッジは1時間の時差があり、1日41時間になる。でもオーロラをみにいかなくちゃ。
夜10時集合でスキーロッジまで歩く。レンタルの防寒服でモコモコになり、大きなスノーブーツでよたよたと行く。空には満天の星。北斗七星がくっきり見えた。12時過ぎないとだめなのかなぁ、とロッジの中で外を眺めていると、同行のK氏が「出ているよ」と知らせに来てくれた。うすいが縦に出ている。その後もけっこう次々と出て、カーテン状にゆれたりして楽しませてくれた。ブレークする、というほどではないが、初日にしては上出来。2:00頃まで見て部屋に戻る。やっと眠れる!3時過ぎにベッドに入る。

2000-Fau14.jpg爆睡していたら、ドアをノックする音が。「出てますよ」の声。時計を見ると4時半!窓から外を見るとすごく大きなアーチ状のオーロラが2本見えた。とにかく急いで仕度して(といっても寝ぼけながらの完全武装は大変)外へ出てみる。仕度の間にピークは過ぎてしまったらしいが、空いっぱいにオーロラの「素」が広がっていた。しばらくながめて寝る。爆睡。この後、5時半にもう一度「オーロラコール」があったが私は起きあがれなかった。夫やK氏はカメラをかついでいき7時頃までみていたそうだ。この時が今夜一番だったそうだ。お願い、寝かせて!


機内食A:ビーフシチューor鳥のから揚げ
機内食B:デニッシュ
機内食C:ハンバーガー
ディナー:詰め物入り鳥のホワイトソース煮、スープ、デザート

Season2001 Alaska, Fairbanks 12/27

2000-sun.jpg目がさめたら11時半。体が重い。夫はさっさと着替えて夜明けのロッジ周辺を撮影。遊びとなると元気だなぁ。とにかく起きてブランチを食べに行く。やっぱり量が多いのでオーナーにあきれられながらも一人前を夫と半分づつ食べる。同席の人たちと昨夜から今朝にかけてのオーロラに話しの花が咲く。
食後、散歩。犬小屋やロッジなど。スキー場は週末だけオープンだそうで人影まばら。戻ってまた寝る。他の人のおしゃべりがつつぬけ。夢うつつで話し声や笑い声を聞いていた。
夕食後、また寝る。今夜は頑張らねば。


2000-Fau23.jpg昨日同様10時集合でスキーロッジへ。すでに薄い筋が出ている。スキーロッジで休むまもなく見る。北側低い位置だがだんだん太くなり、広がってきてけっこういいオーロラが見られた。
実は日本出発前に見たアラスカ大学のオーロラ予報のwebで12/26はquiet、12/27はMinimumだったので内心非常に気落ちしていた。(12/28以降の予報はまだ)なまじ見ないほうがよかった、と思っていたが、きのうといい今日といい、予報は予報。結果ではないことを実感。2:00頃ロッジに戻る。

ブランチ:トースト、卵、ポテト、ベーコン
ディナー:セロリクリームスープ、野菜サラダ、ポーク&温野菜、デザート
夜食:カップラーメンのカレーうどん

Season2001 Alaska, Fairbanks -> Bettles 12/28

2000-122901.jpg朝6:30ロッジ発で空港へ。今日はいよいよ北極圏の町、ベテルスへ飛ぶ。オーロラベルトの真下だ。パイロットを含めて10人乗りの小さい飛行機。荷物の重量オーバー分24ドル払う。ミネラルウォーターやビール(スーパーで買ったアラスカン・アンバー)まで持っているんですもの。
暗い中を1時間の飛行。9:10着。寒い!メガネは息で凍るし、冷たい空気が肺に届くのを感じる。う?ん、フェアバンクスは暖冬だったのね。過去2回はフェアバンクスがこれくらいの寒さでした。
部屋に入るとジャグジーがで?んとある。久しぶりのお風呂。部屋はきれいだし、お湯はあついし、最高。ロビーもきれいで談話室もビデオや書籍も充実。持参してきた星野道夫の本とまったく同じものもあった。食事も事前情報とは違いおいしいし、とってもおすすめロッジだ。
入浴後熟睡。午後少し散歩。夕食後も仮眠。
10時過ぎに焚き火(ファイヤ・ワークス)をやるからと呼びに来てくれた。マシュマロを枝の先につけて焼いて食べる。ものすご?く甘い。


2000-Fau38.jpg空には2段から3段のオーロラ。ここは飛行場そのもの。地形がフラットなので部屋と観測の行き来が楽。12時頃、オーロラ・ロッジのまん前に長くてきれいなオーロラが出た。3時頃までロッジから出たり入ったりしながら観測するが、かなりうすくなってきたので引き上げる。この後、夫は30分おきにチェックしたが濃くはならなかったそうだ。私はひたすら寝ていた。

朝食:オーロラロッジのサンドイッチ
昼食:ポテトスープ、チーズサンド、野菜
夕食:でかいハムステーキ、パン、グリンピース、サラダ、デザート
夜食:カップラーメン

Season2001 Alaska, Bettles 12/29

2000-B_aurora-lodge.jpg10時半過ぎに目がさめる。だるいが朝食に行く。空には雲。夜までには消えてほしいなぁ。部屋に戻ってそのままダウン。Kさんに昼食時に声を掛けてもらったが起きられず。
3時にvillege Tourに行く。村の中をガイドしてくれるが、車だと10分ほどで1周してしまう。消防署、学校、病院と一通りあるが、No Policeとのこと。50人ほどの村だとトラブルもないのかな。
今回は洗濯をしたくないので日数分下着類を持参したが、空気がものすごく乾燥しているので加湿器替わりに毎日洗濯物して室内にかけている。半日程度で全部乾いてしまう。着ている分も含めて3枚もあれば充分だった。夜、外に出るも、雲がかかっていて星がでていない。夕食に行くときには星がみえたんだけど。12:00過ぎまでみんなで待つがあきらめて部屋に入る。1時間おきに夫が空をチェックする。2時過ぎに薄く星がにじんでみえたので期待するが、その後は小雪。あきらめて寝るが、誰かが外をチェックしにいくと、スノーブーツの重い足音が部屋まで響くので、走って帰ってこないかな、と期待し、うつらうつらである。

朝食:トースト&ベーコン&エッグ
昼食:カップラーメン
夕食:チキンのペッパー味、たっぷり温野菜、ごはん

Season2001 Alaska, Bettles 12/30

2000-sled_dog.jpg昨夜は私が冬のアラスカに来て初めてオーロラに会えなかった。9勝1敗である。ロッジ外の手すりに雪が2センチほど積もっていた。新雪を踏みながらメインロッジに朝食に向かう。今夜はラストチャンスだ。
お昼前に犬ぞリに乗る。私たちが着いてからそりの準備。これから働く犬をピックアップするのだが犬が自分を選べとばかりに一斉にぎゃんぎゃんとほえる。6頭立てのそりにひとりづつ乗り、約40分かけて一周する。これがけっこう楽しくて、前にチェナで2度乗っているがはるかに楽しい。風をきって走るのでけっこう寒い。



2000-thunderbird.jpgロッジに戻りランチ後、スタッフが雷鳥がいるというのでついて行く。真っ白な冬姿で木の枝にとまっていた。昨夜からきているカメラマンの佐藤ケンジさんと一緒だったが、彼によると事前情報では今日の天気予報は雪だったそうだが、空の雲はだんだんときれて、すっかりクリアになっていた。今夜は期待できる。夕食後インターネットをつないでみると天気予報では晴れ、オーロラ予報はアクティブ。急に元気になる。
夕食後、オーロラロッジのロビーでくつろぐ。部屋に入ってしまうと眠たくなるので今日はここでねばることにする。私たちの他にも数名きていてオーロラ談議に花が咲く。交代で様子を見に行き11時半頃、うすいけど出ているので一斉にカメラを抱えて出て行く。空には星。北の空にうっすら大きなアーチ形のオーロラがかかってる。


2000-Fau42.jpg濃くなったり、カーテン状になったり、ゆれたり、また薄くなったりを1時頃まで繰り返す。その後はだんだん薄い雲がかかってしまい、雲の上でオーロラが出ているのがわかるも、雲がきれてくれないことには見ようがない。地元特有の高いところの雲だそうだが、これがなかなか晴れてくれない。5時までねばるがあきらめて撤収。夫はその後も様子を見に行くが雲は切れなかった。まあ、今日は1時間半は見られたし、5泊して4勝1敗なので...、それにしても動いているオーロラが透けて見えていただけに残念!

朝食:パンケーキ&ソーセージ&エッグ
昼食:ホットビーフサンド、スープ、サラダ
夕食:おひょう、ポテト、ミックスベジタブル、デザート


Season2001 Alaska, Bettles -> Fairbanks 12/31

2000-aurora_lodge.jpgいよいよ今日でベテルスともお別れ。計画から今日まで長いこと楽しみにしていたオーロラ観測はすべて終わってしまった。荷物を整理する。オーロラ観測にはここベテルス・ロッジは本当に最高なところ。チャンスを作ってぜひ是非またきたい。
朝食後スノーモービルに乗る。30分のコースだが雪の中をスピードを出して走るので寒い。後でみんなで何度も笑ったが走り出してしばらくした時、このまま凍傷にかかるのかと思うくらい寒く、体はとんでくる雪ですっかり雪だるま状態。いや?、寒かったです。



2000-fredmayer.jpg12時半過ぎの小型飛行機でアラカッケ経由フェアバンクスへ。悪天候の場合もあるのでこの後のアンカレッジ行きは遅い便を予約していたが、早めのに変更してもらう。空港近くの大型スーパーで昼食&買い物。
アンカレッジまでのフライトはオーロラ・フライトにならないか目をこらしたがまたまた雲。アンカレッジはみぞれだった。気温が暖かく感じる。ホテル到着後、近くのちょっときれいなレストランで食事をして寝る。

朝食:トースト&ベーコン&エッグ
昼食:スーパーのファーストフード
夕食:クラムチャウダースープ、サーモンステーキ(夫はマスタードステーキ)

Season2001 Alaska, Fairbanks -> Anchorage 01/01

2000-service_counter.jpg私の21世紀はトラブルからはじまった。それとも私の能力を試されているのかな。
朝、時間通りに空港で手続きを済ませ、シアトル行きのフライトを待っていた。出発案内を見るとon timeの表示。フェアバンクスから着く便がdelayなのに一抹の不安を感じたが、チェックイン・カウンターで確認したら心配なしとの明るい返事。が、出発30分ほどまえのアナウンスで、国際線とウエスト・コーストに接続している人はカウンターへ行けという。私のチケットを見せると、そこでは手配できないから更にサービスカウンターへ行け、と言われる。フェアバンクスからくる飛行機のエンジンが凍ってしまい、アンカレッジにこない。次のシアトル便では私たちの国際線に間に合わないのである。係員が端末をあれこれたたくもシアトルー成田がどうしてもとれない。関空着でも無理。ねばったが今日は絶望。

2000-airport_kazari.jpg明日のフライトの場合は成田着1月3日の帰国のピークの日で、もっとむずかしいはずでサンノゼ経由、サンフランシスコ(!)経由と探すがない。4人一緒でなくてもいいから、と頼むが「NO」の繰りかえし。さらにあちこち電話もするがどうやらたらいまわしにあっているらしく、彼女もいらいらしている。後に並んだ人に白い目でみられながらも彼女は1時間ほどかけずりまわり、今日乗るはずだったフライトと同じ明日発が確保できた。私は今日中にシアトル行きを希望し、シアトルのホテルをとってもらう。う?ん、疲れた。トランクの行き先変更に一緒に行った別な客は(シンガポールにいくはずだった)アンカレッジ在住20年だそうだが、こういうトラブルは初めてとのこと。私は運が悪いのか、いいのか・・・。担当した職員から最後に「Have a Happy New Year」といわれたが「You too」といえるだけの心のゆとりはない私でした。どこがHappyなんだか。

2000-rain_forest.jpg2時間遅れでシアトルに着く。私たちが乗るはずだった成田行きの飛行機は出発したばかり。その出発ロビーに行き、日本人スタッフに明日の予約と出発時間を再度確認してからホテルへ。自宅へ連絡。ひと休み後、近くのショッピングセンターズまでタクシーで行く。独立峰のきれいな山が見えた。地元の日本人はシアトル富士って呼んでいるのかな。Rainforest Cafeというジャングルのようなレストランで食事をして戻る。すごい量だった。
同じ遅れるならフェアバンクスかベテルスにしてほしかった。ただ、空港にあった新聞によると、どちらもきのうも今日も明日も曇り。オーロラはだめだったのかなぁ。

昼食:機内食のハンバーガー
夕食:パスタ、夫は山のようなミックスグリル、Kさんのピザも3人前はありました。

Season2001 WA, Seattle -> Narita 01/02-03

2000-kumo.jpgというわけでワシントン州のシアトル泊

ゆっくり起床。アメリカの疲れはアメリカでとってから帰れ、ということか。朝食後、ホテル近くを散歩。雪をいただいたロッキー山脈がきれいに見える。
13:30の飛行機で帰国。アラスカ上空も日本上空もぶ厚い雲に覆われていた。冬休みで日本人が大勢きているのだから晴れてほしいなぁ。成田着陸直前、夕陽に浮かぶ富士が見えた。やっぱり新年は富士山よね。
成田は帰国ラッシュでごったがえしていたし、成田から東京までの高速道路も帰省ラッシュも加わり大渋滞だった。
過ぎてしまえばあっという間の飛ぶような9日間。疲れたけど楽しい冬休みでした。またいくぞ!

朝食:ホテルのビュッフェ
昼食:機内食ビーフorチキン
軽食:チーズピザorすきやきうどん(むしろうどん風牛肉煮込み)