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Season2002 Alaska, Fairbanks 12/26

2001-1226-01.jpgいよいよ出発。12月はじめに自宅のリフォームをきっかけにぎっくり腰になり、また仕事を早めに休むこともあり、ここところ忙しかったが、すべて今日のために耐えてきたのだから。と張り切りすぎたのか何なのか、早速トラブル続き。成田でさあ出発!というときにパスポートがない!!!さっき搭乗券をもらうときに見せたのだから絶対あった!搭乗口で青くなってポケット、手荷物を探し回っていると放送で私の名前が呼ばれている。まさしく「神の声」。もしかしてお留守番?!と一時は本当に考えたもの。聞くとレストランのそばに落ちていた!という。よかった、とおもったのも束の間、出国手続きのところで足止め。第4サテライトが火事なので公団からストップしろ、との指示とのこと。え?、あと30分で出発時間なのに。


2001-1226-02.jpgと、あたふたとすることが多かったですが、無事1年ぶりのオーロラ・クリーク・ロッジに着きました。今回は安全チェックがどこも厳しくて、しかも何度も何度も。入り口、手荷物検査場、搭乗直前とこれを乗り換えの度に行う。私はぎっくり腰の直後の為コルセットをしているのでこれが毎回ピーピーと鳴り、靴までX線を通していました。「無事到着」の言葉の意味をしみじみ実感。こられた!午後2時過ぎにはロッジについたので夜までひと休み。aurora friendの羽生さんも遅れて到着し、ジョージアからの2人連れと共に楽しい夕食。飛行機はKEもNWもガラ空き状態でテロの観光への影響のすごさを感じた。ソウルまでは満席だったのですが。夜10時、ロッジ出発予定。わくわく。


2001-1226-04.jpg空一面の雲。でもせっかくきたんだもの気長に待つことにする。山頂のロッジで昨日きたグループの人に聞くと、「昨日は雲が多くて見られなかった」とのこと。1時半頃から雲が切れてきて、さっきまでぼんやりしていた月が煌々と雪原を照らしだした。これはみられるかも、わくわく。
2時頃北の空に薄いアーチ状のオーロラが出現。さっきのグループの歓声に迎えられる。その後しばらくぼんやりしたりちょっと濃くなったりするが、強風のせいかまた一面雲に覆われてきた。今日はここまでか、と3時頃ロッジへ撤収することにした。



2001-1226-03.jpgロッジに向かって歩き出したらすぐ、頭上に薄いオーロラが層になって見えた。これは期待できそうとロッジ前の広場へと急ぐが、どんどん形を変えてきた。夫は「もうがまんできない!」とその場で写真撮影を開始。私はオーロラと一緒の記念写真をとってもらう。月が明るいのでクリアに撮れた。今回は結婚記念日に予算オーバーで購入したデジカメが早速活躍。今年は幸先がいい。

昼:機内食 すっごく辛い焼肉弁当
夜:白身魚のクリーム煮

昼:ロッジでターキーサンドイッチ フルーツ
夜:ハリバット(おひょう)、アイスクリームのブルーベリーソースかけ
夜食:ミニカップわんたん

Season2002 Alaska, Fairbanks 12/27

2001-1227-01.jpg朝10時半頃目がさめる。外は夜が明けたばかり。曇り。しばらくぼんやりしていたが夫は昨日撮ったデータをパソコンにすいあげている。窓の外で何かが動いたのできつね?とおもってみてみるとなんと大きなムース。枯れ枝に残っている葉をバリバリと音をたてて食べている。後でロッジのオーナーのステファンが言うには子供だというが大人の馬くらいのおおきさだった。それもまるまると太っていた。ひづめが鋭利で近づくととても危険で、グリズリーすらうかつには近づかないとの話には驚いた。


2001-habu.jpgブランチの後、ジョージアからきた三枝(みえだ)さんが、レンタカーで市内観光にいくというのでつれていってもらう。フェアバンクス市内への途中にある北極海近くの油田から、アンカレッジまで敷設されているアラスカ・パイプライン見学は2回目だ。初めてのときは、ツアーだったので、「こんな見たくないものを見せられるなんて。もっとオーロラを見ていたいのに!」とブルーな気持ちだったのを思い出す。
その後、旅を重ねることで、オーロラだけでなくまわりの雄大な大自然に目を向けている自分がいる。輸送のためのパイプラインの途中にあるモーターなど興味深く見学した。


2001-1227-02.jpgその後、ノース・ポールのサンタクロース・ハウスやショッピングまでして楽しく過ごした。三枝さん、ありがとうございました。
今夜も空一面の雲。webで天気予報を見ると「曇り」。でも昨夜のことがあるのであきらめはしないが、もう少し雲がきれてから出発することにする。ステファンに言わせると今年は明け方がいいようだ。今夜も空一面の雲。webで天気予報を見ると「曇り」。でも昨夜のことがあるのであきらめはしないが、もう少し雲がきれてから出発することにする。ステファンに言わせると今年は明け方がいいようだ。


2001-1227-03.jpg12時過ぎに雲の切れ間が見えてきたのでオーロラ観測に出発。今日も山頂小屋には人が少ない。昨年まったく同じ日にきているので隔世の感あり。待っている間、きつねに遊んでもらう。しっぽがふくふく。観光客に慣れてるのか、シャッターをあびても逃げない。
残念ながら雲は厚くなる一方。4時まで粘るがあきらめて撤収。小雪が降ってきた。

ブランチ:オムレツ(ハム、チーズ、玉ねぎ、ピーマン)、ポテトとトースト
夜:巨大なビーフ・ステーキ(アメリカでは普通だそうです) アップルパイのアイスクリームのせ
夜食:ミニカップわんたん

Season2002 Alaska, Fairbanks 12/28

2001-1228-02.jpg11時半頃起床。ぐっすり寝た。外はお日様がまぶしい。今日は晴れ、雲がない。今夜は期待できそうだ。webでオーロラ予報を見ると「Active」。いいぞ。
ブランチの後、ひと休みしてから、前の丘に登る。極北の低い太陽と向かいの山に薄く透けるような月。雪をかぶった山脈が赤く映えてきれいだ。三枝さんたちは今夜はチェナ温泉なので今日でお別れ。お世話になりました。




2001-1228-03.jpg夕方、今年春に銀座の画廊でアラスカの写真展&絵画展を開いた中村さんファミリーが到着。お嬢さん、息子さんとにぎやか。
今日は一日よい天気。まんまるお月さんがちょっと気になるものの、夜への期待がたかまる。





2001-1228-07.jpg

夜10時には山頂ロッジにつき待機。空には煌々とした月。星もたくさんみえる。12:30頃薄い縦のオーロラが真上にみえる。これはいい、きっと強くなる。でも明日が満月なので明るすぎて...。新月だったら結構いいオーロラかも。今日はバスでくる客も多く、ロッジは久しぶりににぎやか。強いオーロラを。。。の期待むなしく、これでおわりだった。午前4時にロッジを引き上げ、夫は朝6時まで30分おきにチェックしたが、月と星しかみられなかった。残念。


ブランチ:ベーコン、スクランブルエッグ、ポテトとトースト
夜:ハンバーガー&ホットドック いちごソースかけケーキ
夜食:ミニカップラーメン

Season2002 Alaska, Fairbanks 12/29

2001-1229-01.jpgオーロラ観測はむずかしい。オーロラが出ていても雲があれば見られない。空は晴れても出なければ見られない。今朝、インターネットで昨夜の出現状況をチェックすると今朝の9時半と10時頃に強いオーロラがでている。いくら北とはいえその時間では空は明るくオーロラをみることはできない。最もだからこそ強いオーロラを見られた時は感激するのですが。



2001-1229-02.jpg昼間はブランチの後、ひとやすみしたり、散歩したり、ロッジの人たちとおしゃべりしたり。私は今回は毛糸を持参し、セーターを製作。着て帰れるかな。
夕食後、空を見上げると今日も雲で覆われている。今日で帰る羽生さんはため息。
今日は日本からの客が増え、ロッジもにぎやか。再会を喜びあう人や初めてお会いしてごあいさつ、などにぎやか。明日の昼のイベントの申し込みもおおにぎわい。私たちはアイス・フィッシングに行くことにする。
今夜もねばったがオーロラはみられなかった。雲くもクモ。。。朝6時すぎに雲ははれたがオーロラはでなかった。

ブランチ:ワッフルいちごソースかけ、キルッシュ
夜:チキンのつめもの入り(一人一羽) チョコレートケーキ
夜食:ミニラ王

Season2002 Alaska, Fairbanks 12/30

2001-1230-02.jpg10時半朝食11時出発でアイス・フィッシングに。車で1時間以上かけてチェナ川まで行く。途中でフィッシングのライセンスを申請。身長、体重まで書く。
12時半すぎやっと釣りはじめる。氷の厚さは約1メートルとのこと。人数分ドリルで穴をあけてもらい、釣り糸を垂れる。穴の表面はすぐ凍ってくるので、時々穴空きお玉みたいなのですくう。垂れている釣り糸もいつのまにかつららができてリールでは巻けなくなってしまう。
釣果第一号は中村パパ。ますのような魚がぴちぴちはねている。足元も手も冷たくなりながらじっと穴を見つめている。夫の趣味は釣り。他の人がつぎつぎ歓声をあげているのになかなか釣れずにいらいら。途中、場所を変えてから釣れはじめ、合計13匹の釣果。


2001-1230-01.jpg私は何とか1匹。当たりはあるものの針にはかかってくれなかった。
あたりが暗くなってきたので4時前に終了。全員で40匹程釣りあげた。ふと見上げると空には一面の雲。釣りをしにアラスカまできたんじゃないんだけど。(でも結構楽しめました)
夜になっても雲厚く、11時過ぎに空を見上げると、さっきまでぼんやりしていた月の輪郭がはっきりしだし、星もみえる。これは!と思うとまた雲が厚くなるの繰り返し。今日でラストチャンスだし、アラスカ大学のオーロラ予報は最高のHIGH。どうやら雲の上に出ているらしい。

朝食:パンケーキ、ポテト、フルーツ
昼食:カリブーのお肉のサンドイッチ
夜:サラダ、釣った魚のムニエル、鮭、チーズケーキorマーブルチョコケーキ
夜食:ミニカップラーメンカレー味

Season2002 Alaska, Fairbanks 12/31

2001-1231-01.jpg朝9時15分朝食、9時45分出発で帰国の途に。ここでのロッジ・ライフは楽しかったが。。。
アラスカ大学のオーロラ予報、Yahooの天気予報、NOAAのオーロラ情報などを見てオーロラが出るか、出たか判断していたが、現実はもっとむずかしい。日本でこれらの情報をもとに「きのうはよかったんだ」「今夜はすごそうだ」と思っていたが、今回予報はActiveでお天気は晴れた時もあったが、実際にはほんのちょっぴりしか見られなかった時もあったし、天気予報で曇りでも見ることができたときもあった。去年は予報はめったにないMinimumなのに今年よりよっぽどきれいなのが見られた夜もある。そこがオーロラの難しさ、楽しさでもあるのだろう。今回はあきらめずに起きていたってでなければみられないことをしみじみ実感。次回は絶対に出てね。(といっても絶対はないけど)赤祖父先生が10月の講演であと3年待てば正確な出現予報ができる、と言っていた。期待したい。


2001-1231-02.jpgフェアバンクス空港ではまたこれでもか、というくらいの厳しいチェック。これだけやるのだから安全なのでしょう、きっと。検査場はどこも銃を抱えている兵士がそばに立っているというものものしさである。
アンカレッジでは空港近くのホテルで仮眠。インターネットで予約したが、冬はオフシーズン料金のため特別割引料金だった。
入浴後、てんぷらキッチンで夕食。お寿司を食べる。阿部さんはここで20年以上お店をやっているそうで、客はほとんどアメリカ人。スピナード通りとダウンタウンから離れているので、日本人観光客は少ないとか。とはいえまわりのアメリカ人が「uni」「hamachi」と注文し、おはしを使ってつきだしのひじきを食べている姿にはなんかびっくり。日本食がすっかりここの生活に溶け込んでいるんですね。

朝食:ブルーベリー入りパンケーキ、ベーコン、エッグ
夕食:寿司、マンゴーアイスクリーム

Season2002 Alaska, Anchorage 01/01-02

2002-0101-01.jpg前夜てんぷらキッチンで「今はセキュリティチェックに時間がかかるので国際線は3時間前チェックイン」と言われ、予定より早めに空港に。とはいえ空港近くのホテルなので2時間半前に行った。チェックはきびしいが、今度はアメリカ国内に降りるのではないせいか、アンカレッジ行きより楽だった。(だって靴をぬげ、とはいわれなかったもの)
アンカレッジーソウル便は右窓側をリクエスト。午前3時45分発。上空にあがったらすぐ夫はデジカメで雲の上のオーロラ撮影にチャレンジ。肉眼ではわからないが20秒露光だと緑色のオーロラが写っている。アクティブではないが、雲の上にオーロラがあるのは確か。雲さえなければ。。。ベーリング海にぬけるまでは緑色がくっきり写っていた。
撮影は窓にカメラをつけ、機内の光が入らないように私が上着を彼のあたまからすっぽりかぶせて押さえつける。他の人は何をやっていると思ったかしら。


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ソウルのインチョン空港は、出発ロビー内にインターネット施設がある。一人10分と書かれているが守る人は...
大韓航空はサービスも食事もよく快適。熟睡。
アンカレッジーソウルは8時間、ソウルー成田は1時間35分のフライト。成田から品川の自宅まで高速道路渋滞のため2時間半。ソウルー成田より遠かった。

機内食1:えびごはん(Good!)
機内食2:サンドイッチ
機内食3:鶏肉のせごはん(これもおいしかった)