Diary-title

Season2006 Canada, Yellowknife 09/06

20060906.jpg夜7時発の飛行機でバンクーバーへ。数日前、台風接近の予報だったので早めに空港へ。成田は雨。新第一ターミナルは広くてショッピング・アーケードのようだ。バンクーバー、エドモントンと乗り継ぎイエローナイフへ。成田を離陸してから18時間半。自宅を出てから計算すると。。。遠い?。イエローナイフへは7月から運行をはじめたACで。30分のディレイ。小さい飛行機で手荷物の一部を搭乗直前に預けた。まだ円滑にいかない部分も多く、2時間のディレイやロスト・バッゲージも多いと地元紙にも書かれたとのことだが、私たちのトランクはちゃんと届きました。
一度B&Bにチェック・インしてからオーロラワールドへ。空一面に雲があり、星は見えない。昨日、おとといはよかったらしいのですが。。。雲の上にオーロラが出ているのは感じるが、カメラをセットする気にはなれませんでした。
オーロラ音楽家(?)のコンサートあり。そういえばチャタニカにもそんな人がいましたっけ。
2:45B&B着。他の客もいるのでそ?と部屋へ。寝る前に何度か外を見るが雲は厚いままだった。爆睡。

機内食1:和食 そうめん、もずく、金目鯛の煮物、デザート
機内食2:おかゆ
ディナー:エドモントン<空港で鳥の手羽揚げ、スープ
夜食:北極岩魚のスープとバヌック(パン)

Season2006 Canada, Yellowknife 09/07

20060907-1.jpg9:30起床で朝食に。メアリーさんの作るおいしい朝食をいただく。パパから夏シーズンの日本人は私たちが初めて、でも冬は日本人でいっぱい、との話を聞く。去年、エノダロッジでも同様の話をしたので、日本人は冬はわんさか、ということでしょうか。オーロラワールドの話では今年の夏は今週がピークとか。グループが多いので、B&Bに来る人は少ないのでしょうね。
ここベイサイドB&Bは湖に面したかわいい建物で、食堂には日本人のおみやげらしい「和物」がたくさんありました。今のオーナーは引越しをするので今ここは売りに出ています。いくらかは聞きませんでしたが、結構お高いそうです。ここがクローズすると残念がる人がたくさんいるのでしょうね。



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昼はロケハンと散歩。目の前のロックの上がオーロラ撮影にいいかも。今回はオールドタウンに泊まっているのではじのほうまで歩いてみる。かわいいお家がたくさん。岩がごつごつしており、それを利用して建っている。
夕食は近くのレストランで。湖沿いの水上飛行機の発着場。この湖産の魚を食べる。食後にダウンタウンまで散歩。夜7時を過ぎてお店はどこも閉まっているが、リカーショップは開いていた。夫の寝酒のビール、アークティック・レッドを購入。カナダでやっとアラスカアンバー並みのビールに出会えたとか。外は夜8時を過ぎ、夕焼けがきれい。昼間空いっぱいだった雲も晴れて、街ち行く人が今晩のオーロラはゴージャスだよ、と挨拶とともに声をかけてくれる。期待しています、私も。

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夜10時半にお迎え、といっても徒歩5分の船着場へ。今日のクルーズは私たち二人だけ。貸し切りで、スタッフが3人の豪華版。約20分でハイダウェイ・アイランドへ。出航後、空を見上げると薄いオーロラが見える。空には星がいっぱい。今日は期待できそうだ。
島に到着後、私たちは早速カメラをセット。オーロラが3本でている。しばらく写真を撮っていると、どんどんアクティブになり、いくつかの筋がまとまって大きな円になり、それがはじけてきらきら輝く。カーテン状にゆれたり、たて筋にわかれたり、すそを薄いピンク色がはしる。これだけ大きくはじけるとカメラではどうしようもなく、とにかく目にやきつける。スタッフも全員みていた。わーい、きてよかったぁ。


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今夜はこれが一番おおきかったが、その後もうすくなったり、強くなったりで、帰りの時間1:50までたっぷり楽しませてくれました。昨年もここでいい思いをしているので、好印象度がさらにUPです。
気温は5度くらいか。昨年寒かったので、今年はダウンのズボン下も用意。東京の冬でも暑くてはけないが、はいているのを忘れるくらいなので、結構寒いのだと思う。長時間外にいたので、しっかり防寒しているが、足の指が冷たくなってきた。それでも冬に比べると楽々なので、ずっと外で眺めていられ、瞬間的に強くなるのもしっかり見ることが出来た。今日はモデラート。

ブランチ:フルーツヨーグルト、マフィン、ベーコンエッグ、トースト
夕食:サラダ、オニオンスープ、マッスル貝、ホワイトフィッシュ
夜食:バッファローのスープ、カップうどん

Season2006 Canada, Yellowknife Blachford lake Lodge 09/08

20060908-1.jpg9:00頃目が覚める。すでに起きていた夫が日本の姪や友人とスカイプで通話。B&B前の映像を送る。映像も声もしっかりと送受信できたとのこと。
今日は快晴。お日様がまぶしい。夜さえ晴れてくれれば、昼間は曇っていてもかまわないんだけれど。。。
おいしい朝食後、今日の夕方奥地のロッジに行くので準備
夕方、B&B向かいのAirTindyまでのお迎えが来る。荷物を渡して人間は歩いていく。ここは水上飛行機の乗り場で、小さい島々へ行く便の飛行場。続々と到着する人々は釣竿や網などを運んで、大騒ぎ。小さい子供たちは一緒にはしゃいだり、ころんで泣きべそかいたりと大忙し。
ブラッチフォード行きは男女2人づつとパイロット&たくさんの荷物。約25分のフライト。飛び上がると白樺の黄葉がきれいだ。グレート・スレイブ湖は小さい島がたくさんあり、空から見ると島の集合の中に大きな池がたくさんある、湿地帯のようにも見える。それとも温暖化で水面が上がったのでしょうか。


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ブラッチフォードに着水してドックに着くと、ロッジのスタッフが大勢きて荷物の積み下ろし。んっ、その中に日本人発見。日本語であいさつしてみるとやはり日本人。(前に日本人と思って話しかけたら四世で日本語を話せない人がいたので)ワーキング・ホリデイで来ている道子さん。私たちは彼女にとって2ヶ月ぶりの日本語を話す相手だそうです。
ロッジのオーナーのマイクさんの案内でロッジライフの説明を受ける。私たちにもわかるようにゆ?っくり説明してくれました。ありがとうございます。彼のお嬢さんは私たちと入れ替わりでイエローナイフに戻りましたが、近く出産予定とのことで、おじいちゃんは心配そうでした。で、最後に道子さんにロッジ周辺の案内をしてもらい、オリエンテーション終了。
夕食はと?ってもおいしいものばかりで、ここにいたら太ってしまいそう!本当のほんとにおいしいです。
外は雲があつく夕食後、一休み。現在、23時。外は十六夜の月が煌々と光り、強風に雲はすっかり飛ばされている。後はオーロラを待つばかり。

ブランチ:6種類のフルーツ、ブルーベリーとラズベリーのパンケーキ
夕食:ホワイト・フィッシュ、ラムチョップ、サフランライス、野菜、デザート
夜食:ミニカップヌードル

Season2006 Canada, Blachford lake Lodge 09/09

20060908-4.jpg昨夜は結局オーロラは見られなかった。空は晴れたり、曇ったりの繰り返し。でもだんだん雲が多くなってきてしまった。月が煌々とあたり一面を照らしているので、もしかしたら薄いオーロラが出ていたのかもしれないが、肉眼ではわからなかった。
夜11時頃にジャグジーに入る。屋外にある大きなホット・タブ。久しぶりにお湯の中でゆっくり体を伸ばして、気持ちがいい。
私たちの部屋は5角形になっており、3面が大きな窓ガラス。寝ながらオーロラが見えるので、あきらめて寝た後も、寝返りをうつたびに目をあけて外を見る。月明かり、雲。。。でした。


20060909-2.jpg朝はベーコンの焼けるにおいで目が覚めた。夫はカメラを持って部屋から出たり入ったり。きれいな朝焼けを撮っていたとか。眠い!彼が釣りにでかけるので、仕方なく起床。私は食後、一休みしながらこの日記を書いています。これからベアベルをつけ、熊スプレーを持ってトレイル一周に行ってきます。
今日の夫の午前の釣果はパイク6匹だったそうです。キャッチアンドリリースなので証拠は写真のみ。スタッフのアルバートさんに手取り足取りお世話になったそうです。本人は楽しそうにもどってきました。


20060909-5.jpg昼食後、ホットタブに入ってから昼寝。夕方、二人で4Kトレイルに行く。午前は私一人だったので、2Kコース。こわがりな私が一人でベアベルとベアスプレーで武装していくのはちょっとした「肝試し」状態でしたが、二人で行くと熊よけにおおきな声で話しながら、で怖さも半減。それよりも白樺の黄葉がきれいで足を止めることしばしでした。
きれいな夕焼けと雲がぽかぽか浮かんでいる空。先週までは雨が多く、ここのお客さんたちもトレイルにもいけず、釣りもびしょぬれだったとか。私たちはおかげさまできれいな空、黄葉をみることができました。これで後はオーロラを待つばかりなのですが。

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夕食後、ひと休みして9時過ぎに目がさめる。空には雲が多く、月の形が一定していない。ということは風があるのだから、と本を読んだり、MLBのwebを見たり。12時頃、トイレ帰りにバルコニーに出てみると、雲は多目ながらオーロラ状の白いアーチ。雲かなぁ???と思ったので、夫にデジカメで確認依頼。「オーロラだよ、それも2本も出ている」というのであわてて仕度。

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ロッジを入れたり、逆さオーロラに挑戦したり、と撮影。2時間半ほど二人でうろうろ。十七夜の月がまぶしいせいか、それとも光が弱いせいか、薄いオーロラですが、たっぷり楽しませてくれました。

朝食:(と)フルーツ、目玉焼き、ソーセージ、ポテト (ゆ)フルーツ、フレンチトースト、ポテト
昼食:スープ、グリーンサラダ、パスタ(ゆ)、ハムサンドイッチ(と)
夕食:鮭、ポークのワイン煮、ポテト。ブロコリのチーズ味、サラダ、焼き立てパン、ブルーベリーのケーキ
夜食:ミニカップうどん梅味





Season2006 Canada, Blachford -> Yellowknife 09/10

20060910-2.jpg昨夜(今朝)は2時半から3時まで雲多目のため、休憩。3時には空がクリアになったので、また外に出て4時までねばる。薄いものの、それなりに濃くなったり、カーテン状になったり、ひらひらゆれたりでした。満足して寝る。
朝、ふっと目が覚めると8時。7時50分につけていた目覚ましにも気がつかなかった。急いで仕度して朝食へ。さすがに眠く、食後また横になる。夫は朝のコーヒーが効いたとかで、眠れずに凪状態の湖面にうつる景色を撮影に行く。鏡のようになっていて黄葉の木々が完全に逆さに見える。ロッジ裏手に作っている有機ファーム・ボランティアのカップルとおしゃべりしてきた。
昼食時に日本人スタッフの道子さんにお願いしておしゃべり。ロッジのことなどいろいろ教えてもらう。ワーキングホリデイで来ている笑顔のかわいい娘さんです。

20060910-4.jpg食休みしてから最後のホットタブ。Goodです。
ブラッチフォードもこれでお別れなので、なごりの散歩。夕陽に対岸の黄葉が映えてきれいだ。ここ居たのはたった3日ですが、黄葉が深くなったようです。鳥の鳴き声が時々響く。返事をしてみると一瞬とまどった後にまた鳴きだす。ルーンというんだそうです。ここに来た夜に聞いたときは狼の遠吠えかと思いました。
道子さんたちスタッフにおくられ、水上飛行機で約30分のフライト。黄葉の島々とたくさんの小さい湖、池。イエローナイフの発着場のそばにはかわいい水上ハウス。今は湖に浮かんでいるけど、冬には凍結して陸続きになるのでしょうね。降りるとロッジのオーナーのマイクが待っていてくれた。

06-026-22.jpg夕食は近くのレストランで。外を見上げると、暮れ初めてまだほの明るい空にオーロラが。時間は9時半前。あわてて支払いを済ませて町が一望できるロックの上、パイロット・モニュメントへ上る。デジカメで撮影するも、空がまだ明るいのと、月が煌々としているので写らなかった。今日は幸先がいい、と勇んでオーロラワールドへ。
到着後1時間くらいは雲が多く、オーロラは見ることが出来なかった。一緒のバンで行った人たちも、三々五々、戻ってきて暖をとっていると、外に居た夫が「出てるよ?」。みんな急いで外へ。これから約1時間ほど、今回のナンバーワンというのが出ました。動きが早い、色は緑、赤、オレンジ、ピンク。大きさ、高さもBigSizeで、こうなるとカメラはほんの一部しか撮れませんので、最後はただただ見とれました。昨夜までと違い、見ている人も多くにぎやか。「こんどはあっちよ?」「きれい」「すごい」「ありがとう」、果ては拍手する人までいました。みんな大興奮。

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雲でいっぱいになってきたのでドームに戻りスープを飲んでいると「出てますよ?」の声。雲の切れ間に長くて大きなオーロラがしばらく私たちを楽しませてくれました。いや?、きれいだった。私たちは2時間の時間延長。他の人たちが帰った後、ひとしきり雨。その後、また雲の切れ間にくっきり出てくれました。オーロラさん、ありがとう。アクティヴ。

朝食:フルーツ、クレープ、ソーセージ、ポテト
昼食:トマト味のスープ、グリーンサラダ、チキンサンドイッチ
夕食:ハウススープ、いちごとピーナッツのサラダ、エスカルゴ、バッファローの網焼き
夜食:バッファローのスープ、ミニきつねうどん、アークティック・チャーの燻製(ブラッチフォード・ロッジシェフ製)

Season2006 Canada, Yellowknife 09/11

20060910-7.jpg9時ごろ起床。昨夜というか今朝の4時半にB&Bに戻り、夜食を食べてから寝たのが朝の5時半だった。夫はブラッチフォード・ロッジのシェフからいただいたアークティック・チャーの燻製に舌鼓を打ちながらアークティック・レッド(ビール)で祝杯。ねむい?。
朝食は普通は9時までなのに、私たちには毎日特別に10時に作ってくれました。本当においしい朝食で、メアリーさん、感謝です。
シティバスでダウンタウンまで買い物に行く。途中まで私たちしか乗客がいなかったこともあり、運ちゃんがしゃべる、しゃべる。数年前まで日本の旅行者向けの会社で働いていたそうです。それから釣りも趣味だそうで、夫と盛り上がっていました。ダウンタウンでバスを降りて、買い物が終って歩いていたら、くだんのバスの運転手がもう一巡したようで、すれ違いざまに手を振ってくれました。
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今晩は今回の旅行の最後のオーロラ・ウォッチング。今晩も「ありがとう」と言わせてね。
夕食はB&B近くのBackBayにあるWildcatCafe。散歩の時にここを見ていたが、あまりに年代もののお店で、実際にやっているとは思わなかったほど。ところが、昨夜オーロラ・ワールドで「おいしかった」という話を聞いたので、行ってみる。本当に古いお店だが、働いているのは若い女性と男性。味も雰囲気もなかなかでした。食事中、外は本降りの雨。ぐ。。。


06-029-01.jpg夜10時半過ぎにOldTownの港からクルーズ出発。約20分でハイダウェイ・アイランド着。昼間の雨で足元がすべる。空は一面の雲。出発前に見たwebの天気予報で雲の動きをチェックしたが、期待できそうもない感じ。ただひたすら雲の切れ間を待つ。
12時過ぎに外にいた夫が「薄いけど出てきたよ」というので、カメラをかかえて外に出る。西の空に大きなアーチ状のオーロラが見えた。薄いけど、今日はシャッターをおせないかも、と思っていたので、とにかく撮影開始。それなりに濃くなってきた。1本から2本になったりとしばら濃い、薄いを繰り返す。はじめ西側で撮影していたが、ドームを入れて撮影しようと場所を移動。一人で濃くなるのを待つ。
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しばらくするとドーム上部の薄かったのが濃くなってきてブレークアップ。夫が「強くなっていますよ?」とドーム内に声をかける。(本日のクルーズ参加は5名。他にスタッフ3人。事前にドームに来て私たちのために準備をしてくれていたのに、夜食をいただける時間がなくなってしまいごめんなさい)
オーロラは2本、3本と別れ、つながり、激しくゆれたり、裾がピンク色になったり、と私たちを喜ばせてくれました。ただただ歓声。さっきまであった雲は私たちのま上だけ切れていて、長くてきれいなのを次々とみせてくれました。



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1時50分には港に戻るのですが、みんなトイレに行く間もないほど、ずっと出ていました。が、この時間になるとなんとまた全天は雲に覆われ、まるで「帰りなさい」と言っているよう。これは私たち5人の日ごろの行いがよかったから、ということにして帰途につきました。モデラートかな。

ブランチ:フルーツサラダ、ベーコン、目玉焼き、ポテト、トースト
夕食:グリーンサラダ、スタッフド・チキン、チャーのリゾット
夜食:ミニカップラーメン、アークティック・レッド(ビール)、燻製




Season2006 Canada, Yellowknife 09/12-13

朝の2時半にB&Bに戻る。静かに、急いで帰る準備。3時過ぎに横になり、5時半に起きる。うう、眠い。
7:15イエローナイフ発、エドモントン、バンクーバー経由で帰国。現在、バンクーバー空港。ここまでは順調。バンクーバーで友人からの携帯メールの返事。自分の携帯がそのまま使えるので便利だ。
今回の結果は4勝二敗。アクティブ1回、モデラート2回、クワイエット1回。まあまあの結果となりました。いや?、今回も楽しい旅でした。お世話になってみなさん、ありがとうございました。写真のできあがりが楽しみのような、こわいような、が今の私です。

朝食(機内食):オムレツ、フルーツサラダ
機内食1:日本食 野菜の煮物、鮭
機内食2:牛肉のせご飯