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Season2003 Alaska, Bettles 12/28

2002122801.jpgこのダイアリーを書くたびに驚くこと、それは日付。
ここにいると特に曜日の感覚がまったくなくなっており、日ごろあれやこれやに追い立てられるような自分の日常との落差が大きい。最も「旅」ってそれを求めているんですよね。
今朝は10:30に起きてメインロッジへ。今日も曇り空...。今日の便で帰る人たちを送る。ここで新たにお友達になった方々と再会を期してお別れ。次回は是非晴天のオーロラの下でお会いしたいです。



2002122802.jpg今日の昼間は何も予定が無く、遅い朝食後に村を二人でぶらぶら。ムースの足跡や、らいちょうが雪の中をラッセルしながら徘徊した跡を見たり。川は完全に氷結。白一色の世界。木々も家々も何もかも雪で覆われており、音も無く、人も通らずのシーンとした村。たまにスノーモービルのエンジン音が通り過ぎていく。
身体が冷え切ってしまった私は部屋に戻ってジャグジーに入ったが、夫は更に散歩をして、犬ゾリの小屋に行き、そこで3ヶ月の子犬を抱かせてもらったという。あ?ん、いけばよかった。



2002122803.jpg夕食後、今日は焚き火にサウナと聞き、早速サウナに行く。ロシア製のランプに照らされて芯から温まってから焚き火に。持っていったお餅を棒につけて焼く。夫が「あれー、出ているよ」というので慌てて火から離れて見ると、北のほうにぼうっとオーロラ。始めは雲かと思ったが、デジカメで撮ってみると確かにオーロラ。よし、と日本人は全員カメラをかついで走る。



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今日のオーロラはすごかったです、はい。はじめは筋状だったがそれが幾本にも分かれて、カーテン状になり、更に円になりその中も外も揺れて、下を光が走っていく。そのそばに縦のオーロラが幾本もでて、丸くなったオーロラが降るように下がってくる。んんーーーー、うまく書くことができません。
写真を撮ろうにもどこを撮ったらいいのか、どっちを向いたらいいのか。。。最後は「とにかく目で見よう」

っと。



2002122805.jpg肉眼で赤、黄色がはっきり見えました。すごいです。他に言葉はありません。
結局9時半から朝の5時まで外にいました。気温マイナス28度。風があり体感温度はマイナス30度くらいだったでしょうか。空を見上げているとまつげが凍りまばたきが重いし、カメラは表面真っ白になっています。それでもカシャと働いているので誉めたくなるほどです。途中、あまりの寒さにロッジに戻り防寒対策を強化したり、暖かい飲み物を飲んだりしました。そういう面ではここベテルスは便利です。部屋に何か取りに戻るのもおっくうではないので、身軽でいられるので。
まだオーロラは出ていましたが、ともかく明日はここを出なければいけないので、興奮さめやらぬままベッドに入りました。いや?、楽しかった!これだからやめられない。

ブランチ デニッシュ、卵、ソーセージ、フルーツ
夕食 ビーフストロガノフ アップルパイ&アイスクリーム