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Season2012 Canada Hay River 3/14

3/14(水)晴れ
リックさんと再会

今朝方、横になっても頭がさえてしまい、ほとんど眠れなかった。今、この時間に日本にまた大きな地震がきているのではないか、と何度も起き上がってipad2で気象庁の地震データをチェック。もう去年のあの思いはしたくない、と日本中が思っているよね。

20120314-0001.JPG今日はヘイリバーへの移動日。朝食時に中国人GPは良い写真がとれた、とみんなにこにこ。明るい。webを教えたりして、お別れ。彼らは10時半にYKに帰って行った。
中国GPの標準スケジュールはかなりハードだ。
 1日目 夕方YK着→エノダへ 夕食後オーロラ・ウォッチング
 2日目 アイスフィッシング、スノーモービルなど、夜はオーロラ・ウォッチング
 3日目 YKに移動 犬ぞり、夜はオーロラ・ビレッジにてオーロラ・ウォッチング
これでは寝る時間がない。すごい。

当方は11時半にキャビンを引き上げ、メインロッジでのんびり。昨夜寝ていないのでソフにで横になるも、今日から1週間、ロッジをクローズするのでスタッフが忙しく片づけをしていてにぎやか。眠れないけど、横になってじっとしていた。
夫は写真の取り込み。毎日晴れているので、量だけはすごい。

昼食後、2時半にロッジ出発。明日から北京に出張のラグナー、フィッシングガイドその他オールマイティのマイク(てんぷらさん)、キッチンスタッフのジーさんと私たち、計5名。1週間、お世話になりました。

時間通り空港着。ヘイリバー行きはいわゆるローカル線。生まれて1週間くらいの赤ちゃんを連れたママやおじいさん、お兄さん、その他もろもろで16席は満席。客室乗務員は厚手のコートを着たままのサービス。昨年同様機内はそこそこ寒い。

ヘイリバー空港では昨年お会いできなかったリックさんが迎えに来てくれていた。最近は彼は偉くなり、忙しくなったのでB&Bはもっぱら息子の仕事、とのことで昨年はジョーダンがケアしてくれた。東日本大震災直後で、ものすごい早口で質問の連発で私たちはアタフタしたものだ。
今夜からの食材調達にスーパーとリカーショップに寄ってもらい、B&Bへ。今年は道路が閉鎖されているので、ここに遠距離バスで来るメインの客がいなくて静かだという。私たちの他には車で移動している台湾人カップルのみ。彼らは明日はYKに行き、あさって戻ってくるという。

リックさんも帰り、時計を見ると8時。寝ていないのでだるいが、お米を炊いて、簡単に夕食。昨日までの超ハイカロリーな食事から、いつもの我が家に近い食事ができるのはうれしい。食後、私はせめて1クール寝かせて、と横になる。「でももう筋が出ていて明るくなりそうだよ」と夫。「一人でカメラ2台、使ったら」というと本当に両方抱えて出て行った。片方は魚眼。私は即、気を失った。

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しばらくして「起きたほうがいいよ、すごいことになっているよ」と起こされる。準備しておいた防寒着を着て外に。月が昇る前の真っ暗な空に太いアーチが2本。よく見ると更にいくつも筋がある。頭半分寝たまま移動。う、街灯が明るい。あれって去年まで、あったけ?雪面に自分の影が映る。一番激しいときに迎えに来てくれたようでじき静かになった。B&Bに戻ったらソファに座りそのまま寝てしまう私。

「もう今日はあきらめて寝よう」と夫が提案。いや、もうちょっと、と寝ている私。1時過ぎにもう一度外に出る。薄いのが2本。東屋の下で見ているとだんだん濃くなってしばらく撮影。ファインダーを見ると街灯の明かりで雪面は真っ赤、向こうの木々は暗くて写っていない。こんな写真、撮ってどうするの、わざわざ移動してこれじゃあ1週間もいるのに、とかなりネガティブな私。明日の昼間にロケハンし、いいところを探そうよ、とポジティブな夫。

20120314-0005.JPG薄くなったので引き上げる。2時。バスタブで身体を暖める。ここはこれがいいのよね。
寝る支度終了後、みれんたっぷりに一番光が入り込みそうもない非常口の窓を見ると、大きなオーロラがぐわんぐわん揺れている。夫を呼んで見せ、コンデジで撮る。セットに時間がかかったので、いざカメラを向けた頃には薄くなっていたが、部屋の窓(北西向き)から見えたので数カット。

今夜はオーロラはまだこれから強くなるかもしてないけど、その下で寝ていると思うと贅沢でいい。と、また即、気を失った。


朝食:フルーツサラダ、スパゲティ入りオムレツ、ベーコンとソーセージ、パンケーキ
昼食:ツナサンド、カップヌードル
夕食:ゆで野菜(もやし、人参他)、さんまのかば焼き缶詰と玉ねぎの卵とじ、ごはん、味噌汁
夜食:ホットツナサンド