北村 透氏・皆既日食報告
(オーロラゆめ倶楽部会員)
先輩のOさんと上海近郊に皆既日食を見てきました。あっという間の5分50秒でした。
先輩のOさんと上海近郊に皆既日食を見てきました。あっという間の5分50秒でした。
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日程
2009/7/19 名古屋→上海
2009/7/20 上海→杭州(杭州観光)
2009/7/21 杭州→烏鎮(日食観測場所下見+烏鎮観光)
2009/7/22 烏鎮→上海(日食観測+上海観光)
2009/7/23 上海→名古屋
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日食
天気:曇りときどき雨ところにより雷
第2接触の20分前から第3接触までの間だけ薄曇り(奇跡!)
コロナ:外部コロナは雲のため見られず
雲の吸収でコロナの色はオレンジがかっていました。
空:空全体を覆う雲のため、皆既日食特有の夕焼け空にはならず
真っ暗になりました。
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撮影機材
焦点距離500mmの望遠鏡の直焦点撮影
(APS-Cサイズのデジカメ使用のため35mm版換算で750mm)
赤道儀で自動追尾
第3接触のダイヤモンドリングです。 なんとなくダイヤが2個ある雰囲気は残っています。あと0.5秒くらい早く
シャッターを切りたいところですが、撮影シーケンスではミラーアップ中で タイミングが合いませんでした。
右上に第3接触寸前の彩層があり、 右下に小さくて明るいプロミネンスと 薄くて大きいプロミネンスが写っています。
画像処理する前のコロナです。 雲の影響で色が赤みがかっていて、外部コロナも写っていないです。 露出を伸ばすと外部コロナよりも雲の模様が出てしまったと思います。
4段階露出×2セットの合計8枚を コンポジットした後、画像処理(主にローテショナルグラディエント)して
コロナの流線を出しました。薄くて大きいプロミネンスがコンポジットの効 果で見やすくなっています。
画像処理内容は4枚目とほぼ同じですが、強調度合いを弱めにしました。
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